第37回全国公民館研究集会in鳥取が、ここ鳥取の地において盛大に開催されますことをお喜び申し上げますとともに、全国各地からお越しいただきました皆様を心から歓迎申し上げます。
皆様におかれましては、日頃から公民館活動を通じた生涯学習・社会教育の推進、活力ある地域づくりに御尽力いただいておりますことに、深く敬意を表します。
さて、鳥取県では「鳥取元気プロジェクト」を立ち上げていろいろなテーマに取り組んでいます。小さな県ですが、これまでも、子育て王国や手話言語条例、危険ドラッグ対策、ペアレンタルコントロールの推進など鳥取県から全国に新しい波を起こしています。私たちには世の中を変えていく力、元気があると思います。今地方創生が叫ばれる中、「鳥取を変える、鳥取からこの国を変える」そういうチャレンジに新たに乗り出します。
また、鳥取県は、豊かな自然環境に加え、山と海、田舎と街も近く、人と人がつながりやすい環境にあります。全国一人口が少ない県だからこそ、地域で互いに支え合うボランティア精神あふれる県です。そうした人と人とがつながる中核的な地域の拠点として公民館が大きな役割を果たしています。
公民館では、住民の学習ニーズや地域の実情に応じた多様な学習機会の提供が行われています。さらに、今後は、社会の要請に的確に対応した取組や、子どもや若者、働き盛りの世代も含めて、地域住民全体が気軽に集える、人間力の向上などを中心とした地域社会のためのサービスを総合的に提供する拠点となることが期待されています。
このような中、全国から公民館関係者が一堂に会し「未来を拓く公民館力〜人が輝き地域がきらめく〜」のテーマのもと、本研究集会が開催されますことは大変意義深いことです。皆様におかれましては、本研究集会における情報交換や研究討議の成果を地域に戻られてからの公民館活動の一層の充実・発展に役立てていただくことを期待しています。
また、本県には鳥取砂丘や大山をはじめ、まんが王国とっとりの水木しげるロードや青山剛昌ふるさと館など見所がたくさんあります。また、海の幸、山の幸にも恵まれています。皆様には、この機会に鳥取の魅力に触れていただければ幸いです。
結びに、本研究集会の御成功と、皆様方のますますの御健勝、御活躍をお祈り申し上げまして、歓迎のことばとさせていただきます。