新年に寄せて

 県民の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。

 昨年県民の皆様の絶大な御支援をいただき、鳥取の元気を創り鳥取の誇りを確立する「鳥取元気プロジェクト」を進める新たな県政をスタートすることとなりました。あらためて感謝申し上げますとともに、県民の皆様とともに全力で邁進することをお誓い申し上げます。

 本年は、鳥取県版地方創生となります「鳥取県元気づくり 〜響かせようトットリズム〜」展開の年です。人口減少が進む中、本県では合計特殊出生率が全国8位まで上昇し、移住者も今年度上半期だけで909人を記録するなど、全国に先駆けた地方創生の効果が現れ始めています。第3子以降保育料無償化に続き、4月から医療費助成を高校生まで拡大するほか、「とっとり版ネウボラ」の支援や学習支援など、「子育て王国とっとり」の拡充に乗り出します。そして、恵まれた自然、地域の絆など鳥取の強みを活かし、全国に輝く鳥取の元気を力強く創っていきます。

 スポーツリゾートを目指す鳥取県は、今年は4月にリオデジャネイロパラリンピックの予選となる「日本パラ陸上競技選手権大会」、10月にはウォーキングの世界大会である「ワールドトレイルズカンファレンス鳥取大会」が開催されるなど、大きな大会で賑わいます。また、国内外の観光客が憧れるリゾート地域を目指してきましたが、昨年過去最高の外国人宿泊者数となった勢いを背景に、今年は大型クルーズ船の寄港ラッシュが見込まれており、米子鬼太郎空港と香港を結ぶ定期便の就航も目指します。境港の中野地区国際物流ターミナル完成や山陰近畿自動車道の浦富ICへの延伸など、大交流時代をにらんだインフラ整備を進めるとともに、日中韓が集う「BeSeTo演劇祭」を開催し、山陰両県共同で観光誘客を進める「山陰版DMO」を設立するほか、ユネスコ正式プログラム化された山陰海岸ジオパーク、三徳山、大山や温泉、まんが王国など、鳥取県の魅力を強力にアピールしていきます。

 今春誘致企業の操業開始が相次ぎますが、県内中小企業の経営革新・事業承継などの支援を強化することにより、正規雇用1万人チャレンジへの道筋をつけていきます。環太平洋パートナーシップ協定への懸念が広がる中農林水産業の持続可能な発展を図る対策をまとめるため臨時議会の招集も考えます。全国上位3位独占に輝く本県種雄牛が生まれた鳥取和牛、特選とっとり松葉がに「五輝星」などの海の幸、新甘泉、花御所柿をはじめ、高品質な農林水産物をブランド化するほか、先進的な園芸団地づくりや高校・大学等と連携した後継者育成など、農林水産業の活力を高めてまいります。

 さらに今年は、安心して暮らせるふるさとづくりに向けて、「まちの保健室」を大学とのパートナーシップで設置するなど、地域社会のセーフティネットを強化するとともに、県立中央病院の新築整備やドクターヘリ導入などの事業を展開します。鳥取県の将来を担う人材の育成については、大学入試改革を見据えた学力向上対策、子どもの貧困対策に積極的に取り組むほか、昨年全国初めての官民一体で設けた「鳥取未来人材育成奨学金」によって、未来を担う学生と地元就業を応援する事業を起動します。

 地方から日本を力強く変えていく地方創生に向けて、日本財団とも全国唯一の共同プロジェクトをスタートし、中山間地域における小さな拠点づくりやまちなかリノベーションをはじめ、鳥取県から地方創生の先進モデルを創っていきます。

本年が、新たな時代の幕開けとなるよう祈念いたしますとともに、県民の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

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