平井通信

平成21年12月19日 大橋川改修事業に関する協定の締結
山陰両県の長い間の懸案であった大橋川の改修事業について、島根県の溝口知事と知事公邸で協議をし、「共同して中海を貴重な財産として未来に向かって活用、継承していくこと」、「大橋川改修事業及び中海護岸整備について示された工程表どおり進めることを国に求めていくこと」、「国とともに水質モニタリングを継続的に実施し、引き続き中海の水質改善に努めること」などを盛り込んだ協定書を締結しました。 
また、山陰自動車道の早期整備や山陰文化観光圏など両県が一緒になって取り組むことなどについて、両県知事会談を開催しました。山陰の今後の共同発展に向けて、記念すべき、歴史的な一日になったと考えています。

平成21年12月17日 米子空港滑走路2500mの供用開始
平成13年に事業化して以来工事を進めてきた滑走路延長事業の完成を祝って盛大に供用記念の行事が開催されました。滑走路の延長により冬期間でも安定した運行が出来ることになります。また、機材の大型化が可能となり、19日には初めてのハワイ直行のチャーター便も就航します。山陰唯一の国際定期路線を持つ米子空港を窓口として、鳥取県と世界との交流が盛んになることを願う次第です。
空港ターミナルビルの正面玄関には、記念のシンボルとして水木しげる先生のデザインによる「ゲゲゲの鬼太郎」のブロンズ像を設置しました。郷土のためにお力をいただいている先生に感謝いたします。

平成21年11月19日 高速道路ネットワークの早期連結を目指す政策の提言
鳥取県は山陰自動車道が未だ部分的な開通にとどまっているなど、高速道路ネットワークが未完成です。そのような全国の県に私のほうから呼びかけ、「第一次的高速道路ネットワークの早期連結を目指す9県(山形、福井、和歌山、鳥取、島根、徳島、愛媛、高知、宮崎)知事会議」を開催し、民主党と国土交通省へ政策提言をいたしました。
国土交通省では馬渕副大臣と面談をし、「地域主権」を進め、地域が自立・発展するためにも、そして国民全体の公平性の観点からも必要な第一次的な高速道路ネットワークの整備を訴えました。
私は、同じ状況にある地域がまとまって行動することで訴える力は大きく、理解が得られることにつながると考えています。

平成21年11月14日 世界ジオパークネットワーク加盟推進大会の開催
世界ジオパークネットワーク加盟の国内候補に選定された「山陰海岸ジオパーク」の加盟を推進するため、関係者をはじめ幅広い皆さんにお集まりいただき、山陰海岸ジオパークの魅力を再認識するとともに、12月に予定されている本申請にあたり、世界へ向けての決意を再確認し、今後の取り組みを推進するため開催いたしました。             
大会には、山陰海岸ジオパークを構成する京都府、兵庫県からも参加をいただき、また、既に世界ジオパークに加盟されている「島原半島ジオパーク」の杉本伸一氏に、ジオパークが地域活性化につながることについての講演をいただきました。これからも3府県での取り組みを進め、来年にはめでたく世界ジオパークネットへの加盟を果たし県民の皆様と喜びを分かちあいたいと思っています。

平成21年10月28日 食のみやこ鳥取県inニューヨークの開催
ニューヨークの日本総領事館大使公邸で、初めての県産品のPRを行いました。日米のトップシェフが創作料理で競演され、鳥取県から参加された知久馬惣一氏らが、真鯛の皮を残したまま姿づくりにする匠の技を披露すると、来場されたアメリカのレストラン関係者、小売バイヤー、貿易会社などの皆さん方は驚嘆をしておられました。会場では、試食等を通じて県産品の美味しさ、ヘルシーさなどをPRいたしましたが、数多くの商談が行われ、成約につながる取引が行われるなど大きな成果を残しました。
また、日系ショッピングセンターで開催された「味の名店街」に出品するなど、世界に向けて「食のみやこ鳥取県」の売込みをいたしましたが、鳥取の豊かな産品が世界へはばたくことを願ってこれからも取り組みを進めていきます。

平成21年10月24日 鳥取県地域主権研究会の設立
県と市町村のあり方を検討する鳥取県地域主権研究会を創設し、初会合を開催しました。この会は、県と市町村の組織、権限、財源などの役割分担を見直し、地域主権のモデルを構築していくことを目指していますが、スーパーバイザーとしてお迎えした地方財政審議会会長の神野関西学院大学教授からは、「下からの分権改革で地域の住民から上がっていく分権構想をつくるのが真の分権、公共サービスを市町村・県・国のどのレベルで意思決定するのかが問題」など貴重なご意見をいただきました。
私は、鳥取県のような小さな県だからこそ、地域主権のモデルを試行する価値があると考えており、そのモデルを新政権に提言していくことで、真の地方分権を実現したいと思います。


平成21年10月10日〜11日 「日本のまつり2009鳥取」の開催
地域伝統芸能の国内最大規模の祭典「日本のまつり2009・鳥取」を鳥取市で開催しました。10日にとりぎん文化会館で行われた開催記念式典には、地域伝統芸能センター名誉総裁の高円宮妃久子さまをお迎えし、全国各地や海外から集まった伝統芸能や舞踊が次々と披露されました。また、コカコーラウエストスポーツパークでは、食のみやこ鳥取県フェスティバルも同時開催し、大いににぎわうなど、9日の前夜祭も含め、10日、11日鳥取市内はお祭りムード一色となり、県内外から集まった延べ13万3千人もの観客を魅了しました。
この祭典には県内からも145団体、3155人の皆さんに出演いただくとともに、延べ200人あまりのボランティアスタッフに協力していただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

平成21年10月5日 総務大臣への2010年度税制改正の要望
全国知事会地方税制小委員会の副委員長として、石井委員長(富山県知事)とともに原口総務大臣を訪問し、ガソリン税など自動車関係諸税の暫定税率が廃止された場合には、代替財源として「地球環境税(仮称)」を創設すべきことや、地方分権に対応した地方税財源を確実に確保すべきことを知事会の意見として提言しました。民主党のマニフェストには、「暫定税率の廃止とともに、地方の自主財源を増やす」と書かれています。真の地方分権の実現のためには、地方への税源委譲が不可欠です。今後も地域主権の確立に向けて、様々な場面で国に政策提言を行っていきたいと考えています。

平成21年9月9日 
第9回東アジア地方政府観光フォーラム知事・省長会議への出席
韓国江原道で開催された、鳥取県、韓国江原道、中国吉林省、モンゴル中央県、ロシア沿海地方、インドネシアジョグジャカルタ州、フィリピンセブ州、マレーシアサラワク州、ベトナムクアンニン省などの参加地域の代表によるフォーラムに出席し、各地域間の観光を初めとした交流の促進を図るとともに、「チャーター便及びクルーズ協議会」を創設するなどの共同宣言を採択しました。            
また、キム・ジンソン江原道知事との会談では、「鳥取県・江原道・沿海地方海運航路活性化協議会(仮称)」を創設することや、北東アジア地域における貿易や観光の促進を図るため、企業情報や旅行情報のデータバンク化を進めることで合意しました。今まさに、北東アジアへのゲートウェイとして鳥取県が飛躍をとげるチャンスが到来してきていると私は考えています。

平成21年9月6日 ロシア沿海地方での「鳥取週間」の開催
ロシア沿海地方において初めての「鳥取週間」を開催しました。国立アルセーニエフ博物館(ウラジオストク市内)で行われた開幕式には、シェカ沿海地方国際協力・観光局長、山田淳ウラジオストク日本国総領事ほかの皆さんに参加いただき、鳥取県を紹介する写真や民工芸品等の展示、20世紀梨の試食会で鳥取県のPRを、市内のスーパーマーケットで併せて開催された鳥取県の物産展では梨のトップセールスや鳥取カレーの試食も行いました。
また、7日にはダリキン沿海地方知事と会談し、ウラジオストクにおける鳥取ビジネスサポートセンターの設置や経済交流に関する協力要請を行い、ロシアとの今後の交流の拡大をお互い確認をしたところです。

平成21年8月29日 「食のみやこ鳥取プラザ」1周年記念イベントの開催
私のマニフェストにお示しし、昨年、東京新橋に開設した「食のみやこ鳥取プラザ」が一周年を迎えました。本県の産品を首都圏にアピールする情報発信基地として、多くの来場者でにぎわっています。ショップでの販売をきっかけに、大手小売店と取引がはじまったり、出荷が増えて産地の皆さんの励みになっている事例も生まれています。             
また、2階のイタリアンレストラン「オステリア・モンテマーレ・トットリーネ」でも、鳥取の食材を使用した料理が大評判でマスコミにも多く取り上げられています。「食のみやこ鳥取プラザ」を拠点に首都圏、全国、そして世界に「食のみやこ鳥取県」が羽ばたいていくよう願う次第です。