平成21年12月に鳥取・島根両県が共同で中海を再生させていくと誓い合った協定にもとづき、中海の水質保全や護岸整備などの課題について国と関係自治体が協議する「中海会議」の初会合を米子市で開催しました。会議では、中海や境水道の堤防や護岸の整備、中海の水質、沿岸農地の排水不良、中海の利活用を進めるため、部会やワーキンググループを設置し、圏域全体で解決策を検討することが確認されました。国、県、市町が同じ方向を向き、中海圏域全体のために協働・連携していくスタートを切りました。美しい中海の自然環境を次世代に引き継ぐための実効性のある議論が展開されることを願っています。
平成22年4月7日 ドクターヘリ鳥取県実地訓練への参加
14日 医師搭乗型防災ヘリの運用開始
鳥取県では、兵庫県、京都府と共同で救急医療用のドクターヘリを運航することとしました。兵庫県の豊岡病院を拠点とし、鳥取県全域、兵庫県北部、京都府北部にまたがって運航するもので、4月17日からの就航を前に7日に鳥取県内で行われた実施訓練に私も参加しました。また、14日には県の消防防災用ヘリコプターに医療用機材を装備し、医師や看護師が搭乗し現場で救命措置を行う運用も開始しました。防災ヘリは機内が広いため、着陸できない遭難現場などでも患者を引き上げて治療にあたることができます。これら2機の就航により、空からも命を助ける体制が整いました。空をつないで命を助けるプロジェクト、一人でも多くの命が救われることを願ってやみません。
平成22年4月2日
「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」による拉致問題担当大臣への要望
拉致問題の早期解決を図るため、「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」を代表し、泉田新潟県知事とともに中井洽拉致問題担当大臣に要望活動を行いました。4月13日に期限を迎える対北朝鮮経済制裁措置を継続するとともに、効果的な追加制裁措置を早急に検討し、今後の交渉カードとするほか、関係諸国と緊密に連携・強調し拉致被害者等に関する情報提供を求めることを要望しました。中井大臣からは、政府一体となって全力を挙げて取り組むとの言葉がありました。本県出身の松本京子さんをはじめ、拉致被害者の方々の一刻も早い帰国実現を図るため、今後も他県と連携して、国に働きかけてまいります。
平成22年3月29日
鳥取県経済成長フォーラム〜電気自動車を活用した地域活性化〜を開催
日本たばこ産業米子工場跡地にナノオプトニクス・エナジーの電気自動車工場進出が決定しました。これにあわせ、電気自動車を活用した地域活性化をテーマにフォーラムを米子市で開催しました。電気自動車の生産により、特色のある技術を持った鳥取県内の中小企業との水平分業型の生産体制も可能ですので、地元企業への波及効果が大いに期待され、雇用も広がります。県としても、充電スタンドの設置支援など、先駆的な取り組みを応援していきたいと思います。
平成22年3月29日 まんが王国とっとり推進協議会を設立
平成24年に鳥取県での開催が内定している「国際マンガサミット」に向けて、県内自治体や観光事業者、アジアMANGAサミット運営本部などで構成する「まんが王国とっとり推進協議会」を設立しました。鳥取市で開催された設立総会には、まんが家の倉田よしみ氏、国際マンガサミット事務局長のイムヒョンテク氏、アジアMANGAサミット運営本部広報部長の立野康一氏などに参加していただき、イムヒョンテク氏からは「鳥取県が真剣に漫画を愛している印象を受けた。多くのファンに楽しんでもらえそうだ」との挨拶をいただきました。今後、関係機関、事業者の皆さまのご協力をいただきながら、受け入れ態勢を充実していくとともに、このサミットを機にマンガを核にした地域づくりを進め、「まんが王国とっとり」の「建国」に取りかかりたいと思います。
3月28日に、鳥取自動車道の河原インターチェンジ〜鳥取インターチェンジ間が開通し、念願であった鳥取自動車道の本県区間がついに全線開通しました。中国自動車道佐用ジャンクション(兵庫県)〜大原インターチェンジ(岡山県)間も同日に併せて開通し、関西圏とのアクセスが飛躍的に向上しました。
また、14日には河原インターチェンジと国道29号を結ぶ「河原インター線」も開通し、八頭町や若桜町との連結も向上しました。鳥取自動車道は、1989年に基本計画ができて以来、紆余曲折しながらも、関係者の懸命の努力でついに実現しました。長年の関係者のご尽力とご協力に深く感謝申し上げます。
この自動車道の開通はようやく「出発点」に立ったということであり、企業誘致や観光振興などに地域一丸となって取り組んでいくことが必要です。
平成22年3月18日 秋篠宮妃殿下をお迎えし第61回結核予防全国大会を開催
3月18日、19日の両日、結核予防会総裁秋篠宮妃殿下の御臨席を賜り、第61回結核予防全国大会が鳥取市で開催され、結核制圧への取り組みの強化へ向けた大会決議が採択されました。
また大会では、青谷上寺地遺跡から発見された日本最古の結核症例に関する解説、新型インフルエンザに関する特別講演、地元婦人の会による人形劇など、多彩な催しが展開されたほか、鳥取県ゆかりの童謡・唱歌の合唱や傘踊りの披露が行われました。
かつて不治の病と言われた結核は、医学の進歩で完治可能な病気になりました。しかし、決して過去の病気ではなく、現在も重要な感染症であることに変わりはありません。県民の皆さんに結核予防の重要性を認識していただく機会になりました。
平成22年2月15日
東京都調布市長に「ゲゲゲのふるさとの共同連携」に関する協力を依頼
漫画家、水木しげる夫妻が住んでおられる東京都調布市の長友貴樹市長を訪ね、水木夫妻をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が、3月29日から放映されるのを機に、イベントの相互出展や観光PRなどを連携・協力していくことについて話し合いをしました。
また、2012年に鳥取県で開催予定の国際漫画サミット誘致に向けた協力もお願いしました。連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」は、水木しげる氏の妻・武良布枝さんの自叙伝が原作で、東京都調布市や境港市、安来市などを舞台にした番組でヒット作になりました。厳しい生活の中でも必死にマンガへ打ち込む夫を支え、おおらかな愛を家族に注ぎながら、明るく生きていく昭和の物語です。境港への観光客の皆さんも増えました。
平成22年2月3日
スズキグループと中国5県地域自動車関連企業との新技術・新製品展示商談会に出席
中国経済産業局と(財)鳥取県産業振興機構など中国地域5財団等が連携し開催した「スズキグループと中国5県地域自動車関連企業との新技術・新製品展示商談会」に県内企業12社が出展し、新技術・新商品を売り込みました。
私も県内企業を応援するため、会場である静岡県浜松市に行ってきました。
商談会での県内企業の応援のほか、スズキの鈴木修会長兼社長と面談し、出展企業の提案の採用や、境港〜東海(韓国)〜ウラジオストク(ロシア)を結ぶ環日本海定期貨客船航路活用について協力を依頼しました。若桜鉄道の隼(はやぶさ)駅が、スズキのバイク「ハヤブサ」のライダーの聖地となっていることを紹介すると、鈴木会長は大変喜んでおられ、スズキも応援すると約束して下さいました。県内企業への試作依頼や後日の訪問・話し合いが決まるなど、成果が見られました。
平成22年1月30日 カーボン・オフセットシンポジウムを開催
森林による二酸化炭素吸収や木質バイオマスの活用による二酸化炭素排出削減など、森林資源を活用したカーボン・オフセット(自ら削減できない二酸化炭素排出量を他の場所で吸収・削減し埋め合わせること)の取り組みを県内に普及するためのシンポジウムを鳥取市で開催しました。
当日は県民の皆さんにも多数ご参加いただき、企業の取組事例報告のほか、カーボン・オフセットの導入に向け、企業への普及促進、市民の環境意識の向上のための工夫などについて意見が交わされました。地球環境問題は行政や企業の取り組みだけでは解決できない問題です。私たち一人一人が地球環境の大切さを認識し、日々の地道な取り組みを行うことが求められています。
平成22年1月19日 鳥取牛骨ラーメン応麺団結成式に参加
中部地区の市町長や観光協会、観光事業者等が集い、琴浦町で「鳥取牛骨ラーメン応麺団結成式」が行われました。
牛骨で出汁をとる牛骨ラーメンは、実は全国的にも珍しく、牛骨ラーメンのお店が固まって存在する地域は、全国でも鳥取県の中部地区だけだと言われています。この牛骨ラーメンは、地域に深く根ざしたジゲの文化であり、全国に向けて大いに自慢のできる美味いラーメンです。三徳山三仏寺の米田良順さんなど若手が楽しくPRをして下さっています。
皆さんもぜひご賞味いただきたいと思います。