平井通信

平成22年8月20日 上海国際博覧会 鳥取イベント開幕式典
8月19日から22日まで上海万博会場の日本館で鳥取県イベントステージを開催しました。ステージでは倉吉農業高校の倉農太鼓の演奏、前田兄弟のフレアカクテルショーの披露のほか、私から「まんが王国とっとり」をはじめとする鳥取県の魅力を紹介させていただきました。会場は多くの来場者で賑わい、来場者からは「鳥取はきれいな町で温泉もあり魅力的」「コナンのファンなのでぜひ行ってみたい」などの声が寄せられたのはうれしい限りです。また、上海中心部の「GLジャパンプラザ」で鳥取県上海物産展・商談会を開催し、中国市場での販路開拓を図りました。さらにこの機会に中国航路の荷主企業と利用促進について協議したり、在上海日本国総領事館や日本国際観光振興機構上海観光宣伝事務所を訪問し鳥取県の観光PRやマスコミ招聘について意見交換するなど、実りの多い訪中となりました。

平成22年7月24日 「米子鬼太郎空港」誕生記念イベント
水木しげる先生と武良布枝さんご夫妻をお招きし、「米子鬼太郎空港命名イベント」を開催しました。式典では、鬼太郎の生みの親である水木しげる先生が、空港のマスコットキャラクターとしてデザインされたジャンボ機にまたがる鬼太郎と目玉おやじのキャラクターオブジェを除幕されました。このほかにも妖怪たちの像50点以上が空港内の思わぬ場所に配置され、空港の利用客の目を楽しませてくれます。水木先生は鳥取県の観光や文化の振興に多大な貢献をしてこられました。また放映中のNHKの「ゲゲゲの女房」は一大ブームを巻き起こし、貧しい中にあっても夫を献身的に支えてこられた御婦人との強い絆は国民の共感を生みました。これらの功績を讃え、県民とともに感謝の気持ちをお伝えするため、水木先生に名誉県民の称号を顕彰させていただきました。

平成22年7月23日 日野地区連携・共同協議会設立総会
県と日南町、日野町、江府町の3町で行政事務を共同化するための法定協議会を設立しました。これは日野郡内の行政サービスの維持や効率的な行政運営を行うことを目的とした行政の事務連携協議会で、具体的には消費者行政、事務用品の発注、子どもの発達支援、障がい者雇用の4分野を日野町、江府町、日南町、県日野総合事務所福祉保健局の各チームが分担し、法定協議会で意思決定される仕組みです。全国的にもこうした事務連携の法定協議会はほとんどなく、新しい地方自治の時代を4者で切り開いていくことの意義は大きいと考えます。鳥取県の地方自治は全国でも最先端のレベルに達しているのではないでしょうか。今後も4者が議論を重ね、他の分野にも広げていきたいと思います。

平成22年7月21日 電気自動車納車お披露目式
鳥取県では民間企業の電気自動車を借り上げ、平日は公用車として利用し、休日などはレンタカーとして一般客に貸し出すカーシェアリング事業を始めました。電気自動車は三菱自動車のアイミーブ3台で、東中西部に各1台配置し、県民の試乗機会を増やすことで県内の電気自動車普及を図るものです。1回の充電で約160キロ走行可能で、専用充電器が本庁と中部、西部の総合事務所に配備されたほか、智頭石油の10営業所や三菱の販売店にも配備されています。県民の皆様にはこの制度を利用していただき、電気自動車の乗り心地を試していただきたいと思います。これから米子市で電気自動車生産工場が稼動する予定の鳥取県を地球環境を守る拠点として全国にアピールしていきたいと思います。

平成22年6月26日 韓国ドラマ「アテナ」ロケ支援委員会
韓国で昨年大ヒットしたテレビドラマ「アイリス」の新シリーズ「アテナ〜戦争の女神〜」の日本ロケを鳥取県に誘致しました。ロケの受け入れに当たっては、ロケ現場や宿泊地など地元との協力態勢を整えるだけでなく、放映後に多くの韓国からの観光客が県内に訪れることを念頭に観光戦略を練る必要があります。苦労して誘致したロケです。これを一過性のイベントで終わらすことなく、総力を結集してリゾート地としての鳥取の名を世界に知らしめなければなりません。関係団体や地元住民、ボランティアの皆さんと連携しながら、このドラマを成功させる決意をいたしました。

平成22年6月13日 
第30回全国豊かな海づくり大会〜ぎふ長良川大会〜で大会旗の引継ぎ
全国豊かな海づくり大会の次期開催県を代表して、第30回ぎふ長良川大会に参加しました。当日は天皇皇后両陛下のご臨席のもと、式典行事のほか、放流・歓迎行事が各所で行われました。式典では次期開催県として岐阜県知事から大会旗を引き継ぎ、来年の秋に開催される第31回鳥取大会や鳥取県の魅力をアピールしました。また、16日には鳥取賀露港内で漁業関係者や観光関係者、地元住民の方々と鳥取大会の成功に向けて決起大会を開催し、岐阜から引き継いだ大会旗は、「弁慶丸」船長の河西信明さんの手にしっかりと握られました。海づくり大会は、鳥取の美しい海や自然がいかに豊かであるかを全国にPRする絶好の機会です。私たち一人一人がもてなしの心を大切に、県民の皆さんと一緒に是非とも成功させるべく邁進してまいります。

平成22年5月25日 北東アジア地方政府サミットへの出席
北東アジア地方政府サミットが韓国江原道で開催され、鳥取県、韓国江原道、中国吉林省、ロシア沿海地方、モンゴル中央県の5地域のトップが集い経済活性化策を話し合いました。環日本海定期貨客船の利用促進について、「北東アジア観光情報センター」を鳥取県に設置することとしたほか、山陰海岸の世界ジオパーク加盟や2012年に鳥取県で開催される予定の国際マンガサミットに向け、各地域が支援することも宣言文に盛り込まれました。また、鳥取県、江原道、沿海地方の3地域で、「定期航路発展に関する覚書」を締結しました。

平成22年5月5日 ロシア沿海地方との友好交流協定の締結
モスクワでの日露知事会議に出席した後、ウラジオストク市を訪問し、ダリキン沿海地方知事、プシュカリョフウラジオストク市長、ロシア企業関係者などと今後の経済・観光交流、環日本海定期貨客船航路の利用促進などについて会談を行いました。
ダリキン沿海地方知事とともに、鳥取県とロシア沿海地方との「友好交流及び協力に関する協定」を締結し、固い握手を交わしました。本県は今まさに、我が国における北東アジアへのゲートウェイ(玄関口)として飛躍を遂げられるか挑戦の舞台に上がりました。県民の皆さんのご協力、ご支援をお願いします。

平成22年5月2日 日露知事会議への出席
日露知事会議が13年ぶりにモスクワで開催され、日本代表団のメンバーとして会議に参加しました。会議では日露間の経済交流の拡大や渡航及び通関手続きの簡素化、定期航空・定期貨客船の利用促進、中小企業進出支援などについて活発な意見が交わされました。
私からは、境港〜韓国東海〜ロシアウラジオストク間の環日本海定期貨客船航路の利用促進や、シベリア鉄道と結びつけた物流の促進などを主張し、これが両国の共同宣言に盛り込まれました。
また、ハバロフスク地方知事やサハリン州知事との個別会談では水産物加工分野における協力・交流関係について意見交換を行いました。

平成22年4月24日 
山陰海岸ジオパーク決起大会、山陰海岸学習館リニュアルオープン
山陰海岸の世界ジオパークネットワーク加盟の審査を控え、鳥取県・兵庫県・京都府の関係者のほか、学術関係者、外国人観光客を案内するガイドなど、100名を超す関係者が一堂に会して、勝負の時に向けた結束を誓いました。また、この日、山陰海岸ジオパーク拠点施設として、岩美町にある県立山陰海岸学習館がリニュアルオープンしました。館内には日本海の成り立ちや山陰海岸の生物を分かりやすく紹介するパネルや模型が整備されました。