平成23年3月21日 東日本大震災で被災した宮城県を訪問
鳥取県は西部地震を平成12年に経験しましたが、全国の方々から支えられながら立ち上がってきました。3月11日から電話等で連絡を取ってきた宮城県の村井嘉浩知事を発災10日後に宮城県庁に直接訪ね、鳥取県としての様々な支援策を提案するとともに、鳥取県西部地震で大きな被害を受けた日野町黒坂の皆さんから預かったメッセージや県からの見舞金をお渡ししました。東日本大震災で被災された方々の1日も早い復興を願ってやみません。
平成23年3月14日 島根県との「あいサポート運動の協働推進に関する協定」
障がいの有無にかかわらず、県民が互いに支え合い、尊重しながら共に生きていく社会を目指す鳥取県の「あいサポート運動」に島根県が加わっていただくことになり、島根県庁で協定調印式を行いました。鳥取県発の障がい者施策が県境を越えて広がり始めました。
平成23年2月27日 山陰道「東伯・中山道路」開通式に参加
待ちに待った山陰道「東伯・中山道路」が開通しました。山陰自動車道を構成する12qの自動車専用道路で、倉吉から米子間の所要時間は約87分から8分短縮され、約79分になります。また、事故や豪雪等の災害で通行止めになっても、山陰道の迂回路が確保されていることは、地域の安心・安全にとってもきわめて重要です。山陰自動車道の県内の早期全線開通に向けて、全身全霊で取り組みます。
平成23年2月19日 白砂青松復活ボランティアに参加
年末年始の記録的豪雪により被害を受けた松林を復旧するため、「白砂青松復活ボランティアプロジェクト」に参加しました。この日は、「弓ヶ浜半島」と「鳥取砂丘」の2カ所で実施し、約250人のボランティアに枝を打ち落としたり、運び出したりする作業に汗を流していただきました。昼食には、地元の飲食業者の方々からご当地バーガーなどを無償で提供していただきました。景勝地の復活を目指す善意の輪が広がっています。大切な白砂青松に緑の輝きがよみがえることを願っています。
平成23年2月9日・14日 鳥取和牛オレイン55発表会に出席
和牛のおいしさや香りに深く関係する成分「オレイン酸」の含有率が55パーセント以上の牛肉ブランド「鳥取和牛オレイン55」の発表会を、2月9日に芸能界のグルメとして有名な石田純一さんを迎え、東京で開催しました。石田純一さんからも「柔らかく、甘くてとろける。後味がさっぱりしていて、ほかの牛肉とはっきり違う。」と評価をいただきました。また、東京に引き続き、14日に県内でも発表会を行いました。今後も販路を築き、新しい鳥取のブランドとして売り出し、鳥取県の和牛の価値がますます高まるよう努めて参りたいと思います。
人財や地域資源を生かした活力ある鳥取県づくりを目指した初めての「鳥取力創造まつり」を開催しました。鳥取県はボランティア活動に参加する人の割合が34.5%と全国で最も高く、地域で支え合って暮らしていく伝統があり、それらが土台となって環境保全やボランティア活動が行われるようになってきました。県はこうした力をまちづくりに活かすため、鳥取県創造運動を始めました。鳥取県は人々の支え愛の心が強いことは、豪雪の際の沿道からの温かい支援でも示されましたが、こうした力を地域の活力や安心につなげたいと思います。
平成23年2月4日 国際マンガサミット鳥取大会準備委員会及びまんが王国とっとり新春放談に出席
平成23年の国際マンガサミット鳥取大会の開催準備や機運醸成を図るため、漫画家の里中満智子さん、日野日出志さん、倉田よしみさんにも御出席いただき、準備委員会と新春放談「漫画家の世界とまんが王国とっとりの未来を語る」を実施しました。
平成23年2月4日 水木しげる先生夫妻のブロンズ像完成除幕式に出席
平成22年は、水木しげる先生の文化功労者選出や連続テレビ「ゲゲゲの女房」の大ヒットなどにより、水木しげるロードの入込客数が372万人と過去最高を記録するとともに「ゲゲゲの〜」が流行語大賞を受賞するなど国内外から注目を集めた記念すべき年となりました。そのような中、「ゲゲゲのふるさと鳥取県」「ゲゲゲの県庁」として誘客促進を図るため、水木しげる先生夫妻のブロンズ像を鳥取県庁1階ロビーに設置しました。水木しげる先生から「面白いね。家内と並んで非常にうれしいです。」とメッセージもいただきました。皆さんも是非一度ブロンズ像を見に県庁を訪れてください。
鳥取県内初の橋上駅となるJR倉吉駅が供用開始しました。鉄道により分断されていた南北地域を往来する自由通路と、駅舎と一体化した地域交流センター「エキパル倉吉」が併設され、県中部の玄関口として生まれ変わりました。この事業により、倉吉駅周辺の交通渋滞の解消や、駅南北地域の住民交流の促進、商業の活性化、観光客や駅利用者の利便性が向上するなど多くの効果が期待されます。駅は多くの人とものが行き交う結び目です。使いこなしてこそ、県中部が一つになれると思います。
年末年始に山陰を襲った豪雪による被害を受けて、島根県溝口知事とともに内閣府、農林水産省等関係省庁を訪問し、漁船の沈没や転覆なども含めた被害に対する財政支援や激甚災害の指定基準の緩和などを強く要請しました。農林水産省では実際に豪雪の被害を受けた白ネギやブロッコリーを持ち込み被害の深刻さを訴え、鹿野農林水産大臣から、「できることは全力を尽くしてやりたい」と回答をいただきました。
大阪市のなんばグランド花月で「とっとり吉本新喜劇」が上演されました。これは「お笑い」を通じた自治体との総合的なプロモーションを企画する吉本興業と鳥取県との連携事業「いったテェナー!鳥取県」の取り組みで、自治体とタイアップした全国初の試みです。物語は浦富海岸の民宿を舞台に、民宿の主人と家出した息子が親子の絆を取り戻すまでのストーリーで、池乃めだかさんや川畑泰史さんら人気タレントさんが出演され、私も民宿に宿泊した鳥取県知事役として出演させていただき、慣れないギャクを織り交ぜながら、豪雪被害からの復興や鳥取の魅力をPRさせていただきました。舞台では鳥取の観光地や、ラッキョウやとうふちくわなどの特産品がふんだんに登場し、劇場向かいの広場では、県内の19団体が参加した物産展も開催されるなど、来場されたお客様に鳥取の魅力を存分に感じていただけたと思います。