平井通信

平成26年7月31日 ふるさと知事ネットワークに出席
三重県志摩で開催された「自立と分散で日本を変えるふるさと知事ネットワーク」 知事会合に出席しました。日本創生会議の分析では、「消滅自治体」が地方に多く生じ我が国の活力が低下することが指摘されていますが、その要因は、出産適齢期の女性が合計特殊出生率の低い大都市に集中していて、地方から大都市への人口移動で地方が消滅するのみならず、大都市でも子どもが生まれず人口減少を加速していくこととされています。この国家的問題を解くカギは、大都市から地方への移住促進と、地方における職場・子育て環境の整備です。私からは、地方創生に政府が取り組もうとしている今こそ、法人税を地方に軽減させるなどの企業分散策、大学や政府機関の地方分散策などが必要だと主張し、知事ネットワークの緊急アピールに盛り込まれました。

平成26年7月29日 全農乾椎茸品評会受賞報告
鳥取県各地の椎茸生産者の皆さんが、第47回全農乾椎茸品評会の受賞報告に来られました。鳥取県の団体優勝、更に主要な個人表彰を総なめという目覚ましい結果でした。県としても、生産者の意向に沿って椎茸生産の振興をバックアップしてきており、生産者の育成やホダ木生産などの施策を順次講じてきました。全国的にみて決して生産量は多くはないのですが、品評会では連続して全国の首位を保っており、質や技術という面では今や鳥取県は全国の頂点に立っています。関係者に感謝申し上げますとともに、薬効成分を含むキノコや新品種開発など、新たなステージへ挑戦してまいります。

平成26年7月26日 山陰道気高青谷トンネル起工
県内の山陰道整備区間でも交通量が多く国道9号渋滞多発地である鳥取市内を結ぶ鳥取西道路で、気高青谷トンネルの工事が始まりました。猛暑の中で行われた起工式に、地元国会議員や国土交通省・地権者などの関係者の皆さんとともに出席いたしました。弥生時代や律令時代など古くから交通の要衝で賑わった証として数々の遺跡が出土しており、県としても市と協力して空前の規模で発掘調査を進め、平成29年度中の鳥取西道路開通を目標に山陰道整備を推進していきます。

平成26年7月12日 あいサポート・アートとっとりフェスタ開幕
いよいよ「あいサポート・アートとっとりフェスタ」(第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会)が開幕しました。
オープニングセレモニーがとりぎん文化会館で催され、障がい者はもちろん、子どもたちや宮川大助・花子さん、もう中学生さん、Paix2(ペペ)さんなどもステージに立ち、華やかに幕を開けました。視力を失った天才ピアニスト梯剛之さんのピアノリサイタルも行われ、それぞれの人間の持つ輝きを共有することができました。大会テーマ「障がいを知り、共に生きる」という鳥取県のモットーが、県内外、国内外に広がることを祈っています。 併せて、米子市民体育館にて開催された第52回鳥取県身体障がい者体育大会にも出席しました。

平成26年7月9・28日 国への要請活動
国は予算概算要求の季節を迎えており、鳥取県として、市町村と合同で国に制度改正や予算措置の要請活動を行いました。県選出の国会議員や各省庁に地域の実情と打開策を訴えました。首相官邸では菅義偉内閣官房長官と面談し、地方創生に向けて率直な意見交換ができました。
また、全国知事会を代表して拉致問題の早期解決と被害者支援の緊急提言を古屋圭司拉致問題担当大臣に行い、更に、「高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する11県知事会議」として太田昭宏国土交通大臣に地方の高速道路接続や予算確保を訴えました。

平成26年7月5日 環日本海フェリー就航5周年記念セレモニー
長年の間日本海沿岸の地域の夢であった環日本海定期貨客船航路がDBSクルーズフェリーにより実現して、早くも就航5周年の節目を迎えました。記念セレモニーには船会社や荷主利用者、港湾関係者、経済界、行政関係者などが一堂に集い、色々と困難がある中でそれを乗り越えてきた5年の年月を振り返り、航路の振興発展へ誓いを新たにしました。

平成26年7月2・3日 中国地方知事会で台湾へ観光キャンペーン
中国地方知事会では、防災、観光、医療、中山間地振興などの分野で各県の垣根を越えて連携していくこととし、具体的な共同事業を進めていく方針をまとめました。早速中国5県で海外からの観光客誘致キャンペーンに乗り出し、台湾において「2014中国地方インバウンドフォーラム台湾」や台湾各地の旅行会社訪問などを行いました。国内旅行とは違い何日も滞在する台湾観光客を呼び込むには、点ではなく「山陰・山陽」全体の魅力を訴えるのが効果的です。フォーラムでの説明・商談も活発になされ、康福旅行社・東南旅行者・太平洋旅行社などの訪問でも、具体的な旅行プランが話し合われました。現在のところ中国地方は、関東はもちろん近畿・九州に比べても、外国人旅行客が圧倒的に少ないことから、戦略的にアピールしていくことが大切です。

平成26年6月29日 JR名古屋駅イベント「早ッ!近ッ!夏休みは鳥取へGO!」
JR名古屋駅のコンコースで、鳥取県観光PRイベント「早ッ!近ッ!夏休みは鳥取へGO!」を行いました。鳥取の魅力をアピールするステージやクイズラリー、じゃんけん大会など、中京圏のど真ん中で夏休みの旅先にと訴えました。鬼太郎とコナンが共演するのは、マンガ王国とっとりならではのことです。多くの方々が足を止めて、鳥取気分を味わっておられました。

平成26年6月26日 グッドスマイルカンパニー倉吉進出
株式会社グッドスマイルカンパニーが倉吉市に進出することが決まりました。若者に人気のある会社が中国の生産拠点以外に国内でも製造する検討をしていたところ、「マンガ王国建国」に取り組みポップカルチャー産業の支援を行っている鳥取県に目が留まり、倉吉市の工場立地に向けて協定書に署名することにこぎつけました。今回の進出に当たっては、県内の部品産業等を活用するよう働きかけており、新たな産業分野が形成されるのではと期待されます。

平成26年6月26日 鳥取県のスイカが香港へ
鳥取県の農産物が世界から評価を受ける時代がやってきました。鳥取県のスイカがブランドとして香港で売られることになり、大栄西瓜選果場で出発式が行われました。農産物の世界商社ドールとの協定に基づく初めての出荷となります。今年のスイカは甘くしあがっていますので、海外での評判が楽しみです。

平成26年6月16日 境港にダイヤモンド・プリンセス初寄港
全長290m、116千トンにものぼるこれまでで最大の客船「ダイヤモンド・プリンセス」が境港に初めて寄港しました。国内外の2000名以上ものお客様を乗せ、白い優雅な姿をみせた船内で、地元を代表し溝口島根県知事と歓迎セレモニーを開きました。就任後力を注いできたクルーズ客船誘致が、着実に実りつつあります。日本海を渡り国を越えて夢を運ぶ時代を引き寄せました。

平成26年6月14日 安倍総理が山陰を視察
アベノミクスの効果を地方に波及させるため、安倍総理が地方の現場から直接意見を聞くため来県されました。伯耆町の地ビール製造工場や夢みなとタワーの土産物店に立ち寄り地域活性化の取り組み状況を視察された後、記者会見で総理が本部長となる「地方創生本部」の設置を発表されました。総理は鳥取県のふるさと納税の展開を評価し、鳥取県産品の味を堪能されました。夢みなとタワーの展望台では、私から港湾整備について要請した後、拉致被害者である松本京子さんの拉致現場を展望していただき、拉致問題の早期解決について強く求めました。総理からは「救出に向けてがんばる」との力強いお言葉をいただきました。

平成26年6月9日 「父の日に、牛乳(ちち)を贈ろう!」大山乳業来訪
「父の日に、牛乳(ちち)を贈ろう!」と牛乳の消費拡大を訴えるキャンペーンで、大山乳業農業協同組合の皆様がお越しになりました。折しも、今年度は県西部の学校給食で地元牛乳が使えなくなっているという地産地消に反する事態になっていることを踏まえて、協力して国への制度改正などを働きかけることなどを話し合いました。TPP交渉など酪農を取り巻く状況はただでさえ不透明なのに、国の制度により子どもたちが地域の牛乳を飲めなくなっているのは問題だと考えており、国の制度運用が改められなければ、鳥取県としてボイコットも辞さない覚悟です。

平成26年6月5日 拉致被害者支援連絡協議会を緊急招集
5月末にスウェーデン・ストックホルムで開催された日朝政府間協議において、日本人拉致被害者について再調査を実施することが合意されたことを受け、事態が急展開しても対応可能なように関係者を集め、拉致被害者支援についての県・米子市連絡協議会を開きました。拉致被害者の方の帰国時の初動体制や支援実施について協議しました。引き続き拉致被害者方々の円滑な帰国実現に向け、帰ってきて良かったと実感してもらえる体制づくりを滞りなく進めてまいります。

平成26年6月2日 ふりかけ工場が境港へ
丸美屋食品工業株式会社・マルコフーズ株式会社と、「ふりかけ工場」設置に向けての協定書に調印しました。災害リスクの低い鳥取県に企業の分散立地を呼び込む県の戦略に、丸美屋グループが応えてくださったものです。全国で親しまれているおなじみのふりかけが境港で製造されるのが楽しみです。食のみやこ鳥取県が、食品の生産・加工・研究開発の拠点となるもう一段上の「フードバレー」へと歩み始めています。

平成26年5月31日 子育て同盟サミットinながのへ出席
子育て同盟の発足と米子での知事サミットから約1年経過し、子育て同盟サミットを今年は長野県で開催しました。当日は森まさこ少子化担当大臣をお招きし、少子化対策、子育て支援に係る国・地方の役割分担や今後の施策展開について活発な議論をしました。その後、「ストップ少子化のための11県知事の覚悟と行動」ながの宣言をとりまとめ、加えて「少子化対策の基本戦略」など森大臣へ要請しました。若手知事が率先し、この国が直面する課題に取り組んでまいります。

平成26年5月23日 砂丘らっきょう百年の出荷
福部の砂丘らっきょうは、大正3年に本格栽培が始まって今年で百年となりました。植え付け後猛暑続きで心配されましたが、農家の皆さんの努力により、昨年の1割増しの豊作が期待されます。次の百年を見据え、県としてもらっきょう生産振興を進めることをお約束しました。

平成26年5月15日 東京電力福島第一原子力発電所等を視察
福島県の佐藤知事を訪問し、復興の状況や今後の被災地支援策などについての意見交換を行った後、福島県川俣町などの除染現場を視察し、東京電力福島第一原子力発電所を訪問しました。免震重要棟で詳細の説明を伺った後、原発構内をじっくりと視察し、1〜4号機の原子炉建屋はもちろん、汚水処理設備、地下水対策の現場などを確認しました。美しいふるさとなのに住んでいる人がいない、悲しいコントラストでした。

平成26年5月14日 
岩手県の防潮林復活へ とうほくとっとり・森の里親プロジェクト
東日本大震災の津波は、防潮林に壊滅的な被害をもたらしました。岩手県内で初めて盛土工事が完了し苗木の植栽が始まる宮古市摂待(せったい)において、再生記念植樹が行われることとなりました。昨年岩手県から種子をお預かりし鳥取県内で大きく育てたコナラの苗木300本を携えて、達増岩手県知事はじめ200名を超える地元の方々や本県のみどりの少年団と一緒に記念植樹を行いました。また、宮古市田老地区や三陸鉄道から被災状況を視察し、鳥取県として復興に協力していく誓いを新たにしました。