来春の「日本パラ陸上競技選手権大会」が鳥取県で開催されることが決定しました。大会を主催する日本パラ陸上競技連盟の関幸生理事(競技運営委員長)がコカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場を視察しました。従来は、大阪の長居陸上競技場でのみ行われていましたが、本県が名乗りをあげ誘致を進めたことで、大阪以外での初の地方開催となりました。
鳥取大会は、リオパラリンピックに向けた日本代表の選考会となり、トップアスリートが鳥取の地に集結します。布勢の優れたトラックで障がい者アスリートをお迎えし、気持ちよく競技を進めていただくために必要な施設整備などを進めることといたします。
6月21日は世界ALSデーです。ALSがどんな病気で、その発症原因や治療法がないことなど、まだまだ多くの方に知られておらず、日本ALS協会鳥取県支部長の岡本充雄さんの発案で、ALS疑似体験をどなたでも行っていただけるイベントを休日の買い物客で賑わうバードハットで開催しました。今後も関係者と一体となって、ALSをはじめとする難病患者への理解促進と支援充実を図ってまいります。
地方の魅力を発掘し、海外へ戦略的に売り込んでいく方策等を関係者で検討する国の「地方版クールジャパン推進会議」が鳥取県で開催されました。山口俊一クールジャパン担当大臣がお越しになり、県内のコンテンツ産業や、鳥取の食や伝統工芸などの経済産業分野の企業トップと意見交換をしました。各分野で海外へ打って出るための課題が述べられ、世界に向けて情報を継続的に発信していくことの必要性などが話し合われました。山口大臣からは、意欲ある地方の皆さんを後押ししたいとの言葉があり、本県としても国全体の組織と連携して企業の海外販路開拓を後押しするための協議を始めます。
今年もすいかのシーズンが到来し、大栄すいかの出荷出発式となりました。5月の大型連休前から天候が安定したこともあり、糖度が高く、果肉の熟度が進んだ美味しいすいかができあがりました。今年は地元生産者協議会が「チーム大栄西瓜」をテーマに関係者みんなで盛り上がろうと「西瓜ネクタイ」もつくられましたが、私もそのネクタイを締めて初出荷を御祝いしました。本県のスイカが国内外で評価されるよう奮闘してまいります。
鳥取市中心部の医療拠点として産声をあげて100年の節目を迎えました。地域や医療関係の皆様に鳥取赤十字病院を支えていただきましたことに心より感謝申し上げます。日本赤十字社の近衛忠輝社長、地元の関係者をお招きして記念式典を開きました。全国よりも一回り先に到来する少子高齢化社会を乗り越えて「人」を「まち」を元気にするため、「人道・博愛」の赤十字運動の精神で、県東部の医療にも貢献していきます。
先月、韓国で初めて陽性患者が確認された中東呼吸器症候群(MERS)は、感染し発症すると重症化する恐れがあることや、ワクチンや特別な治療法が確立されていないことなどから、韓国国内で感染の拡大が見られることなどから、緊急の事態に備え、本県のMERS対策連絡会議を招集しました。当日は、鳥取大学の景山誠二教授にもアドバイザーとして御参加いただき、感染症指定医療機関を含めた関係機関と最新の情報共有をし、緊急事態における対応手順を確認しました。
日本創生のための将来世代応援知事同盟サミットの合意を受け、県内の経済団体や労働関係機関などトップ11名で「イクボスとっとり共同宣言」を行いました。部下の仕事と家庭の両立、積極的な育児を応援していくことで各界がまとまるのは鳥取が初めてです。鳥取県でもイクボス宣言文を各所属で掲示したり、ボーナスへのイクボス度反映など先導的取り組みを開始しました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプや、海外のナショナルチームの合宿の誘致を地元で一致団結して進めていくため、「オリ・パラキャンプ誘致推進委員会」を立ち上げました。本県は空港から各種競技の練習施設、さらに宿泊施設がコンパクトに収まり、自然豊かな恵まれた環境があります。鳥取こそスポーツリゾートにふさわしい土地であり、ベスト環境が整ったキャンプ地として本県を売り込んでいくことを誓い合いました。
首都圏の子育て世代などに鳥取の良さをPRし、鳥取への移住を考えるきっかけとしてもらうため、総務省がこの3月に都内に開設した「移住・交流ガーデン」にて、「とっとり移住フェア」を開催しました。当日は、石破地方創生大臣が駆けつけて、パネルディスカッションなどを行いました。会場は本気で鳥取移住について考えていただいている若い方々の熱気に満ちていました。
4月20日に発足した日本創生のための将来世代応援知事同盟は、メンバーが岡山市に一堂に会し、初となるサミットを開催しました。当日は石破地方創生大臣や、有村少子化担当大臣もお迎えし、皆で「イクボス宣言」を行うとともに、人口減少に歯止めをかけ、東京一極集中の流れを変えることや、多子世帯の保育料軽減などを国に対して求めていくことなどを盛り込んだ「おかやま声明」を採択しました。
大手コーヒーチェーン店「スターバックスコーヒー」が鳥取県内に初出店することに全国の注目が集まっていることから、鳥取県の魅力を注目が集まる時期に合わせて一気に売り込もうという戦略で、「勝手にスナバキャンペーン」を開始しました。水木プロの協力も得て、境港の砂かけばばあも急遽応援にかけつけ、「スナバー大使」に就任しました。
鳥取市内のコーヒー店有志も「鳥取珈琲文化振興会」を設立し、記念イベントを開催するなど、鳥取がコーヒー文化に根差した地域であると奮闘を始めてくださることになりました。全国からマスコミが押し掛け、鳥取は一気にホットな話題の中心地に!そのPR効果は34億円以上とも試算されるくらいのフィーバーになりました。
3期目の公約の大きな柱の一つである正規雇用1万人創出に向け、県庁内プロジェクトチームを立ち上げました。従来型の雇用の受け皿を確保する手法に加え、非正規から正規雇用へ転換する施策展開や、成長産業の誘致に必要な課題を整理するなどし、「正規雇用1万人チャレンジ計画」を策定します。県外から高度な技術を持つ人材を移住政策で誘致するなども併せ取り組み、目標を達成できるよう工夫を凝らして参ります。
鳥取城北高校出身で関脇として大活躍中の照ノ富士関を、「とっとりふるさと大使」に委嘱しました。照ノ富士関には、この日お届けした県産米「きぬむすめ」や長芋「ねばりっこ」のように「特A」クラスで「粘り腰」の大相撲をとり頑張っていただきたいと思います。大関昇進が目の前に見えてきました。県民とともに応援していきます。
障がい者の芸術・文化活動に関する情報発信拠点となる「あいサポート・アートインフォメーションセンター」を倉吉市内に開設しました。高橋俊和さんが左足で書き上げた看板の序幕を行い、皆でオープンを祝いました。昨年の全国障がい者芸術文化祭を契機に県内に広がる障がい者芸術の輪を、このセンターを拠点にさらに広げて参ります。
鳥取県内各地を周遊し6か所のチェックポイントで謎解きを楽しむ「名探偵コナンミステリーツアー」が、コナンの故郷鳥取県で初めて実現し、11月下旬までの期間で開始されました。車体に大きな名探偵コナンがあしらわれた「コナン列車」の出発式をJR鳥取駅で行い、関係者でツアーの成功を祈念しました。
このツアーを通じて、観光客の皆様にコナンのふるさと鳥取を満喫していただくとともに、同時に広く情報発信していきます。
東京オリンピックに向けて増加する外国人観光客を引き寄せるためスタートした「日本遺産」の第1号として「三徳山・三朝温泉」が認定を受けました。全国18か所の中でも唯一温泉が絡む指定であり、温泉と修験の地で、「六根清浄と六感治癒」により身も心も清める聖地三朝を世界中の人に体験していただけるよう、地元の皆様と一緒に頑張ります。
全投票の88.8%という統一地方選挙全国一の得票率をいただき、県民の皆様への感謝の気持ちに胸を膨らませながら、いよいよ知事3期目がスタートを切りました。
県民の皆様の大きな付託を受け、今日から始まる新しい4年間、鳥取を変え、鳥取からこの国を変えることを目指し、「鳥取元気づくりプロジェクト」を県民、県職員とともに推進し、元気な県づくり、地方創生などの課題に全力で体当たりしてまいります。