全国高校生手話パフォーマンス甲子園に出席するため、昨年に引き続き秋篠宮佳子内親王殿下が鳥取にお越しになりました。今回は単身での御公務です。また、手話通訳者を伴わず御自身の手話であいさつをされました。若さの溢れるキレのある手話で、「全国で初めての手話言語条例が鳥取県で初めて制定されて2年がたち、こうした手話を広める取り組みが積極的に行われ、そして活動している人たちに敬意を表します。手話は大切な言語で大切なコミュニケーション手段であり、大会を通じて手話に対する理解と聴覚に障害がある方々に対する理解が深まるとともに、大会が素晴らしい思い出となりますことを願います。」とあいさつされました。殿下の期待に応え、鳥取から社会を変えていきます。
岡山県と東京都内に共同設置しているアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」がオープン1周年を迎えました。伊原木隆太岡山県知事と漫才ユニット「ももてなし(桃て梨)」を臨時結成し、両県の名産・特産品や観光PRを行いました。伊原木隆太知事とのユニット活動もだいぶ板についてきたかなと思います。当日はココリコの遠藤章造さんや米子市出身でモデルの山本舞香さんにも参加していただき、大いに盛り上がりました。
今が旬の二十世紀梨を携え、梨をはじめとする県産品や、本県の観光、まんがをPRするため、香港でトップセールスを行いました。一般消費者向けはもちろん、マスメディアやパワーブロガーと呼ばれる情報発信源の皆さん、物流企業トップに積極的にアプローチしました。予想以上の反応に、来年以降の販売や、観光客誘致などに期待できます。また、香港航空本社では、10〜12月のチャーター便の成功を約束し、その後の定期便就航に向けた取り組みの要請を行いました。
この日就任されたばかりの田村明比古観光庁長官が、視察のため鳥取県を訪問されました。早速意見交換を行い、現状空白地帯となっている訪日外国人向け広域観光周遊ルートに山陰観光ルートを追加設定することや、広域観光組織(DMO)の立上げ支援などを要望しました。長官は、追加認定の可能性を示唆し、鳥取県と一緒に勉強したい。また山陰にあった支援策を検討してみたいと好意的な発言をされました。
鳥取元気プロジェクト チャレンジ70の大きな柱の一つ「正規雇用1万人チャレンジ」を実現するため、経済産業、教育分野などの関係者40名からなる推進会議を立ち上げました。企業誘致や外国人旅行者の誘客、農業の6次産業化、子育て環境の整備などにより、経済のパイを膨らませたり、鳥取の良さをもっとPRし、県内の雇用需要、労働環境を活性化させ、目標を実現するプランを年内をめどに策定します。
東京京橋に開設された「移住・交流ガーデン」で、「とっとり暮らしフェスタin東京」を開催しました。会場には、子ども連れの夫婦など20〜40代の方々を中心に、約50名が来場し、ゲスト9名がとっとりでの暮らしを紹介するトークセッションで真剣に耳を傾けておられました。また、質疑でも鳥取県への移住や定住に関する具体の質問が多く寄せられ、手応えを強く感じました。引き続き4年間でのIJUターン4千人を目指し、住みよい鳥取県をつくります。
現在日本海沖で行われているメタンハイドレートの採掘調査で得られる大量の半筒状の海底地質試料(コアサンプル)を冷蔵保管する施設が、日本海側初として鳥取港湾事務所内に完成しました。日本海側のサンプルは、このセンターに集積される見込みで、全国の研究者が調査研究を行う資源開発の拠点基地になることを期待します。
太田昭宏国土交通大臣が県西部を御視察されました。境港市では、私が来年完成予定の中野地区国際物流ターミナルや、竹内地区貨客船ターミナルの整備状況を説明し、港湾の整備促進について要望しました。大臣からは、整備を1日でも1か月でも前倒しして進めたいと思う、と述べられました。港の整備が急がれることや、山陰道と境港を結ぶ高速道路の必要性が、大臣に十分御理解いただけたものと思います。
三朝町の三徳山三佛寺が所蔵する蔵王権現像や国宝投入堂の古材や棟札、奈良県金峯山寺の曼荼羅図などを展示する特別展「蔵王権現と修行の秘宝」が東京の三井記念美術館で開幕しました。鳥取県にある歴史や文化を首都圏の皆様に知っていただく良い機会であり、日本遺産に認定された三徳山三佛寺や三朝温泉に注目が集まればと思います。
今年6月の全国ろうあ者大会(群馬県)期間中に全国ろうあ連で採決された「手話言語法制定発議を国会議員に働きかける緊急決議」を契機に、この全国集会が開催されることになりました。
全国ろうあ連石野富志三郎理事長、日本財団笹川陽平会長らに続き、私も挨拶をさせていただきました。鳥取県から始まった手話言語条例制定の波が全国に広がりをみせている今がチャンスであり、皆で手話言語法の制定を求めていこうと声を上げました。
米子鬼太郎空港と香港を結ぶ、秋の連続チャーター便が、香港EGLの袁社長から発表されました。10月〜12月の計16往復32便の就航です。このツアーを成功させ、春からの定期便の道筋をつけたいと思います。
ジャマイカ陸上チームが合宿を終えるに当たり、北京での世界選手権の活躍を願い、壮行イベントを実施しました。滞在中の公開練習は、11日4200人、15日8300人がスタンドから選手の雄姿を見つめました。子どもたちへの陸上競技の指導や、保育園・障がい者施設との交流会など、試合を控えていながら惜しみなく地元鳥取との架け橋になってくださいました。
メダリストのフレーザープライス選手もこの日駆けつけ記者会見に加わり、選手は鳥取滞在の最後に砂丘を楽しみました。鳥取市民会館の壮行会で多くの県民とともに世界選手権での活躍を祈り、私からボブ・マーリーの「Let's get together and feel all right」(一緒になろう、そうすればうまくいくよ)という歌詞をひきながら、鳥取県民とジャマイカ選手団が鳥取で集まったからには北京で勝利する夢もかなうとエールを送り、鳥取へ東京オリンピックのキャンプに帰って来てと呼びかけたところ、ジャマイカ選手団は拍手で賛同してくれました。東京オリンピックの事前ジャマイカキャンプへの道筋が開けたという手応えを得ました。
今年は終戦70年です。先の大戦では、鳥取県でも2万を超える尊い命が戦地に捧げられ、大山口列車空襲、玉栄丸事故や度重なる爆襲など、悲惨な戦禍にも見舞われました。
県庁玄関に、戦時の記憶をたどり直す展示と、追悼するとともに平和を祈る記帳所を設けることとしました。
大戦で亡くられた御霊に慎んで御冥福をお祈り申し上げるとともに、尊い犠牲の上に今日の郷土があることを決して忘れず、平和の尊さを語り継ぎ、県民とともに安心して暮らせる豊かなふるさと鳥取を築いていくことをお誓いします。
終戦の日の15日には、東京の武道館で行われた全国戦没者追悼式典にも参席いたしました。
山口で開かれた世界ジャンボリーの機会を利用して、イギリスのロンドン近郊のノーサンプトンからスカウトが鳥取へ来県しました。鳥取のスカウトの皆さんや英語を学習している生徒が出迎えました。私からは、英語で「今ジャマイカ陸上チームが鳥取で合宿している。ボルトは私は伝説を作るために来たという名言を述べたが、皆さんも伝説を作ってほしい。日英の架け橋になってください。」と呼びかけました。
世界最強のジャマイカ陸上チームの合宿が始まりました。平成19年の大阪世界陸上選手権の合宿以来の鳥取入りに、地元も歓迎ムードに包まれました。
この日は、ワッツ団長やパウエル選手・シンプソン選手とまず友好のエールを送り合い、歓迎レセプションでは選手も関係者もすっかり鳥取になじんだ様子でした。ジャマイカ側から、お酒を飲むと止まらなくなり練習に差し支えるという要望を受け、恒例の鏡割りは急遽真水を入れて行いました(史上初の水樽鏡割り?)。お寿司やスイカなど鳥取の食に舌鼓を打ち、鳥取県民の優しさに賛辞が絶えませんでした。
平成21年11月に本県が創設した「あいサポート運動」は、島根県、広島県、長野県、奈良県、韓国江原道と連携協定を締結し、国内外に運動を展開しているところです。この度、山口県があいサポート運動に加盟されることになり、山口市内で協定締結式を行いました。山口県内でも一人でも多くの方にあいサポーターとなっていただき、障がいのある方も住みよい地域が広がっていくことを望みます。
鳥取県から元気づくりを展開するために、大学等で学んだ若者が、県内の製造業・IT企業や薬局などに就職した場合、借り入れた奨学金の半分までの償還を免除する新たな奨学金制度が、企業や薬剤師協会のご協力によりスタートすることになりました。
企業や団体の出資も得て鳥取県が未来人材育成基金を設置して、全国初の人材育成制度が始まりましたが、学生や誘致企業からの反響も大きく、優秀な若き人材が支えるふるさとの未来が期待されます。
石川県聴覚障害者協会などでつくる「手話通訳制度を確立する推進委員会」が主催する「手話言語の法整備を考える研究集会」が石川県白山市で開かれました。 鳥取県で制定した手話言語条例は全国にインパクトを与え、神奈川県、群馬県など県外の自治体に広がっており、石川県でも熱心に考える方々が市長さんや県議会議長さんはじめ、聴覚障害者や手話通訳関係者を含め多数集まられました。
私からは、条例制定により県民の皆様が手話の大切さを理解してくれたこと、特に手話を教える学校での教育が広がったことなどを、実例を交えて報告しました。
昨年11月に鳥取市で開催された「第1回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」で石川県立田鶴浜高校が優勝したご当地らしく、熱心な集会でありましたが、鳥取県へのご評価をいただいたことに、意を強くしました。
20年来交流が途絶えていた日米知事会議の再開を目指し、地方政府間の交流を促進していくため、全国知事会の代表に指名され、全米知事会夏季総会に出席しました。
ジョン・ヒッケンルーパー全米知事会長、ゲーリー・ハーバート次期全米知事会長はじめ14名の知事と相次いで面談し、日米知事会議を来年から再開する方向で最終調整する合意にこぎつけることができました。
世界有数の日本文化イベントである「ジャパンエキスポ」と、地球に食料を、生命にエネルギーをテーマにイタリアミラノで開催中の「ミラノ国際博覧会」に、鳥取県から参加しました。
ジャパンエキスポ会場では、谷口ジロー先生や名探偵コナンの認知度が非常に高く、コナンの台詞に引っ掛けた「真実はいつもひとつ。鳥取は素晴らしい。」をフランス語でスピーチしたところ観客から歓声がわきました。フランスのラジオに出演し、鳥取のコンテンツや物産のPRなども行いました。