成長分野の一つとして大きく期待される航空機産業の中で、ボーイング社の旅客機787シリーズの部品などを製造する今井航空機器工業が、津ノ井工業団地へ進出しました。航空機関連工場は県内初めてであり、新たな産業分野の開拓に向けて歩み始めました。地域経済の振興、雇用の場の創出へ、産業構造の高度化に挑戦していきます。
境港流通プラットフォーム協議会で境港と敦賀港、苫小牧港間を試験輸送するRORO船「ひだか」が来航しました。敦賀港〜苫小牧港を運航する近海郵船(株)が境港まで延伸するトライアル輸送です。海上輸送航路のない山陰に新しい海のルートを引く夢に向けて、精力的に関係者へ働きかけてまいります。
鳥取市河原町に進出した株式会社イナテック鳥取の工場が竣工しました。自動車のオートマチックトランスミッション部品の製造を行う同社が、試作研究開発事業を増強するのに伴い、東南海地震のリスク分散のため鳥取を選択し、今回の進出につながりました。高速道路が開通し関西や中京圏が近くなった鳥取県。本格的な自動車部品工場を皮切りに成長分野の企業誘致を進め、地域経済の振興、雇用の場の創出に努めて参ります。
XPRIZE財団が運営する月面ロボット探査を競う国際レースに日本から唯一参加することが決まっている「チームHAKUTO」が、月面探査ロボットの開発のフィールドとして鳥取砂丘を選定しました。この日鳥取県を訪れたチームと本県の間で、月面の環境に近い鳥取砂丘で行うフィールド走行試験に協力することや、県内産業や子どもたちの教育への協力について、協定を締結しました。鳥取砂丘で修練を積んだ探査車が、月面を快走することを祈ります。
鳥取県で平成25年に行われた全国植樹祭でスタートした「とうほくとっとり・苗木の里帰りプロジェクト」として、東北に送り植樹していただく取組を続けています。里帰り最終年度となる今年は、岩手県洋野町を訪問し、コナラの苗木を達増拓也岩手県知事や水上信宏洋野町長、地元の子どもたちと未来への希望を込めて植樹しました。
4月14日と16日に起こった熊本地震の被災地へは発災当初から本県もいち早くDMATや応急危険度判定職員の派遣など支援を行ってきました。地震発生から一月を前に、被災地を訪問し、避難所に避難されている住民の方々をお見舞いするとともに、現場で奮闘される蒲島郁夫熊本県知事や西村博則益城町長などと今後の復興支援等について話し合い、土木職員など復旧工事のための職員派遣等を追加支援することとしました。
5月1日は恋(こい)の日。恋の日で幸せを呼び込もうと若桜鉄道のSLをGW期間中限定のピンクに装い一新。鉄道写真家として有名な中井精也さんや、ホリプロの南田裕介さん、元タレントで鉄道文化人の豊岡真澄さんなどとお披露目に臨みました。出発合図を託された私は、「出発ピンコー!」と声を張り上げました。
リオデジャネイロ・パラリンピック日本代表選手の選考会となる日本パラ陸上競技選手権が、鳥取市布勢のコカコーラウエストスポーツパークで開催されました。従来、大阪の長居競技場で行っていたのですが、鳥取県の誘致に応え初の地方開催として行われ、アテネ・オリンピック金メダリストの野口みずき選手なども駆けつけてくださいました。大会では好記録が生まれ、障がい者スポーツを受け入れる鳥取県民の温かさに、関係者から称賛の声が上がりました。
日本パラ陸上競技選手権大会鳥取開催を前に、日本財団の全面的な協力を得て、車椅子のまま乗車できるユニバーサルデザイン(UD)タクシーが導入されました。高齢者や障がい者、親子連れ、妊娠中の方などに優しい全国でも珍しいタクシーです。3年間で県内に200台のUDタクシーを導入し、鳥取モデルとして全国に示していきます。
三徳山に続き、「大山山麓地域」が日本遺産に認定されました。「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」の歴史や文化を大切にして、大山道に残る石畳や宿場の町並み、「大山おこわ」など、大山山麓地域の素晴らしさを国内外にアピールする足がかりができました。
島根県との共同組織「山陰インバウンド機構」を設立し、観光ブランドの構築、海外への観光情報の発信、統計情報に基づくマーケティング強化など、山陰を国際リゾートとして、官民連携して観光振興を進める船出をしました。またJRグループとともに平成30年の7月から9月にかけて山陰デスティネーションキャンペーンを行うことが決まりました。大山開山1300年祭など、新たな魅力をアピールしていきます。
国連の「障害者の権利に関する条約」を受けて、鳥取県では全国に先駆けて「あいサポート運動」を展開してきました。国においてもようやく「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行されたことから、鳥取県は共生社会の先進県をめざして、「あいサポート ともに生きる社会宣言」を採択しました。法施行をバネに、共に生きる社会づくりを県民皆で展開していくことを誓い合いました。
2度にわたり陸上ジャマイカチームのキャンプ地誘致を果たし絆を深める本県が、ジャマイカのウェストモアランド県と姉妹提携を結びました。ウェストモアランド県のバーテル・モーア知事が本県を訪問され調印式を行い、友好を祈念してとっとり花回廊で記念植樹を行いました。
昨年11月に亡くなられた水木しげる先生の誕生日に生前から手掛けておられました米子鬼太郎空港リニューアルが完成しました。鬼太郎たちが空を散歩する「くじら飛行船」や妖怪ステンドグラス「妖怪たちの森」が空港に姿を現しました。また、水木しげる先生を偲ぶ会には水木先生の御家族や全国のファンの皆さんなどが一堂に会し、先生のお人柄や先生が生み出された世界を偲びました。水木先生は生まれ故郷に計り知れない力を与えてくださいました。本当にありがとうございました。
世界ジオパークが平成27年11月に世界遺産と同じユネスコの正式事業とされたことを契機として、「山陰海岸ジオパーク」をはじめとするユネスコ世界ジオパークの国内8地域の9道府県知事がタッグを組み、東京都内で「ユネスコ世界ジオパーク連合」を立ち上げました。ジオパークには自然の魅力や食べ物、地域住民との交流などの楽しみがあり、地方創生の起爆剤としても期待されます。
東京オリ・パラ競技大会推進本部から、本県がジャマイカを相手国とするホストタウンに登録されたことが発表されました。東京オリ・パラ競技大会組織委員会の佐藤副事務総長とともにホストタウン決定の横断幕を掲出し、決定を祝いました。本県が陸上選手あこがれの地となるよう、私たちも成長していきます。
「ふるさと納税・地方創生研究会」の委員に就任し、記念講演を行いました。この研究会は、「ふるさと納税制度」のあり方を検証し、地方創生に資するロールモデルを創出するため設置されたものです。鳥取県では、御礼の品は地元企業がPRのためグレードアップした特産品を提供するユニークな手法で全国の注目を集め、県内企業や福祉団体等の事業拡大やふるさと納税と連動した全国初の定期預金の発売等につなげていると同時に、節度あるお礼の水準に抑えていることなどをアピールしました。
公職選挙法が改正され、選挙権の年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられました。有権者に仲間入りする鳥短生に向けて国や地域を良くするため声をあげるチャンスを大切にすべき、若者の声がこの国を変える、皆さんの行動にかかっていると、講演会で呼びかけました。