雑誌において「日本一老けない牛乳は鳥取にあり!」として話題になった大山乳業農業協同組合の「白バラ牛乳」について、鳥取県と大山乳業が連携して、父の日(6月17日)にあわせて東京アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」にてキャンペーンを展開しました。会場では、大山乳業のマスコットキャラクター「カウィー」も参加し、白バラ牛乳の試飲や抽選会が行われ、多くのお客様で賑わいました。
父の日に限らず一年中を通じて、老化防止につながりやすいと紹介された乳質日本一の白バラ牛乳を、全国のお父さんをはじめ多くの皆さんに飲んでいただきたいと思います。
私が会長を務めております、日本海沿岸12府県が連携して海洋エネルギー資源に関する情報収集や調査・検討などを行う「海洋エネルギー資源開発促進日本海連合」の連合会議に出席いたしました。会議終了後に、表層型メタンハイドレードの開発に係る事業費の拡充や日本海沖でのメタンハイドレートの商業化に向けたロードマップの策定等について、首相官邸で菅義偉官房長官へ要望活動を行いました。
引き続き、鳥取県沖に表層型メタンハイドレートの賦存が確認されているという地理的条件、鳥取大学に人材育成のための寄附講座を設けている等のメリットを活かし、海洋環境基礎調査研究など先進的な取組を行ってまいります。
「第102回近畿ブロック知事会議」を三朝町内で開催し、「観光振興」、「災害対策の強化」など国への提案について協議いたしました。
災害時に住宅再建を支える国の「被災者生活再建支援制度」の対象となっていない半壊や一部損壊世帯について、鳥取中部地震の際には単県制度で支援金を給付してきたところですが、対象を広げていくよう国に求めていくことで一致しました。
今後、南海トラフ地震など大規模な災害が想定されるため、互いに連携し地域住民の生命と財産を守る「三朝宣言」について全会一致で採択されました。
参列する皆様にご利益をもたらします開創法要が、多くの参列者の中で厳かに執り行われ、大山開山1300年祭が本格的に開幕しました。
併せて、大山の地元団体「祈りの山『大山さん』を守る会(会長:足立敏雄氏)が主体となって製作された、「伯耆国『大山開山1300年祭』記念刀」が大山寺へ奉納されました。この記念刀は、鳥取市在住の刀工・金崎秀壽氏により国宝の刀「太刀 銘 安綱(名物 童子切安綱)」の押し型及び関係資料等に基づき模して製作された刀で、奉納後は大山寺宝物館「霊宝閣」にて展示されました。
大山開山1300年祭では夏から秋にかけて多彩な行事を開催いたします。大山の魅力を存分にご体感ください。
本県発祥の環境型スポーツイベント「皆生・大山SEA TO SUMMIT」が10周年を迎えることから全国SEA TO SUMMIT サミットを開催しました。モンベルグループの辰野代表、スポーツ庁斎藤スポーツ総括官、鈴木英敬三重県知事をはじめ過去の開催自治体首長等をお招きし、これまでの「皆生・大山SEA TO SUMMIT」を振り返りながら、これからの10年に向けたSEA TO SUMMITの在り方について意見交換を行いました。
最後に、自然環境保全への意識向上など、SEA TO SUMMITの開催を通じその意義等を社会全体に広めるための取組みを協同・連携して推進する「SEA TO SUMMIT 共同宣言」を採択しました。
人力のみで海(カヤック)から里(自転車)、そして山頂(登山)へと進む中で、自然の循環に思いを巡らせ、かけがえのない自然について考えるこのイベントが、新しい10年に向けて更に全国各地に拡がっていくことを祈念いたします。
鳥取県と日本財団との共同プロジェクトの一環として進めている障がい者の工賃向上モデルとなる共同作業所「地域はたらくセンター」(倉吉市関金町)の開所式に出席しました。
「地域はたらくセンター」は、県中部地域の就労継続支援B型事業所の利用者の皆さんが集まり、より多くの作業に取り組むことで、利用者の工賃増を実現するための共同作業所です。このような共同作業所は、これまで東部地区、西部地区にはありましたが、このたび鳥取県中部地区で初めて開設することとなりました。
これからも、障がい者の工賃向上や社会参加訓練を通じて一般就労に繋げ、県内でのモデル的取組の横展開を図るとともに、これらの取組みを通じて「障がい者が活力を持って働ける鳥取県」の実現を目指してまいります。
札幌市で開催された第3回日中知事省長フォーラムに参加し、中国から参加の各省長等と今後の地域間交流等について意見交換いたしました。
私からは、「防災減災と持続可能な発展」をテーマに、鳥取県中部地震とその復興の動きについて、地域の絆、国際交流を通じた中国河北省からの支援、吉林省との防災に向けた取り組みをご紹介し、国の枠組みを超えた協力体制づくりの必要性について説明しました。併せて、まんが王国、星取県といった本県の観光紹介や日中間の交流に尽力された本県出身の古井喜實先生や遠山正瑛先生の業績を紹介しながら、人と人、地域と地域で交流を進めることの重要性を強調し、友好提携先である河北省・吉林省との交流を紹介しました。
これからも一層緊密な協力関係を構築していくことで一致し、新しい時代の日中地域間交流の発展に向けて日中知事省長が協力して取り組んでいくことを確認いたしました。
境港に初寄港となります「ゴールデン・プリンセス」の歓迎イベントに出席してまいりました。
「ゴールデン・プリンセス」は欧米を中心に約2,600人のお客様を乗せて、横浜港からアラスカへの運行コースの中で境港に寄港。岸壁では地元の河崎花がさおどり保存会の皆様による踊りや、鬼太郎などのキャラクターでお迎えしました。下船されたお客様は次々とシャトルバスやタクシーに乗り込み花回廊をはじめ山陰の観光地に向かわれ、大変な賑わいでございました。
また、この日は29年度末に完成した境港の中野岸壁のドルフィン(接岸ドルフィン1基、係留ドルフィン2基)に初めて大型客船が着岸することとなり、そのお披露目となりました。引き続き、国際フェリー就航や大型クルーズ船の寄港増加に対応できるターミナル整備を進めてまいります。
今年で3回目となる若桜鉄道ピンクSLフェスタが開催され、3千人もの人々で会場は大変な賑わいでした。私も、鉄道写真家の中井精也さん、お笑い芸人ダーリンハニーの吉川正洋さん、ホリプロマネージャーの南田裕介さんとのトークショーに参加し、ピンクSLを活用した若桜鉄道沿線の活性化などについてお話しし、これからの若桜鉄道への夢が大きく膨らみました。
また、この日は全国的にも希少なコンプレッサーの圧縮空気によるSL動態復元技術をお持ちで、若桜駅構内のSLもこの技術で復元された若桜鉄道車両係長谷口剛史さんへの「鳥取輝らりマイ☆スター」第1号の認定式も行われました。
今年3月は観光列車「昭和」もデビューした若桜鉄道。春にピンク色に色づくSLとともに、益々、若桜谷を盛り上げていくものと確信しております。
47すべての都道府県が加盟し手話言語法(仮称)の制定を国に求める活動等を行う「手話を広める知事の会」の総会と、一般財団法人全日本ろうあ連盟との共催による手話言語フォーラムを開催しました。
関係機関からの報告やパネルディスカッションの中で、各団体の立場から、これまでの手話言語を広めるための取組みや課題について発表され、私からは教育現場での取組やICTを活用した取組や手話パフォーマンス甲子園など、全国に先駆けた本県の取組みについて発表いたしました。また、フォーラムの最後に、手話言語法(仮称)の早期制定を国に求める共同宣言を採択しました。
「手話は言語」であることの認知を広げ、手話言語が当たり前に使え、情報アクセシビリティが保障される社会の実現に向けて、これからも全日本ろうあ連盟と連携して活動してまいります。
4月に施行された星空保全条例を受け、「星取県スター大使」の篠原ともえさん、2月5日に「星取県宇宙部長」に任命した山崎直子さん(宇宙飛行士)、特別ゲストの浅草キッドさんをお迎えして、とっとり・おかやま新橋館で「星取県」条例できま”スター”記者発表会を開催しました。
篠原さん、山崎さんと星空保全や光害防止についてトークをしたり、ゲストの皆様と一緒に流れ星にお願いごとを唱えるなど、首都圏メディアに本県の美しい星空を観光資源として活かしていく星取県の取組をPRしたところ、多くのメディアに取り上げていただきました。
引き続き、本県の美しい星空が見える環境を県民の貴重な財産として保全し、次世代に引き継いでいくことができるよう努めてまいります。
祈りの山「大山さん」を守る会(足立敏雄会長)及び制作にあたって御協力いただいた高梨仁作氏から、伯耆国「大山開山1300年祭」記念刀の完成について御報告いただきました。
この記念刀は、日野郡の日野川より掘り出された銑鉄等を使用し、鳥取市在住の刀匠 金崎秀壽氏が「太刀 伯耆安綱(名物童子切安綱(どうじぎりやすつな))」の押し形及び他の関係資料に基づき、姿を模して再現したもので、5月20日に大山寺で営まれる開創法要で奉納されます。
伯耆の山脈を思わせる刃文をもつこの記念刀を多くの方に見ていただき、伯耆国の歴史に思いを馳せ、感動を共有していただければと思います。
4月1日に鳥取県星空保全条例が施行され、星空保全地域(第1号)に指定された鳥取市佐治町地域の記念セレモニーを佐治アストロパークにて開催しました。
西尾彰仁鳥取市佐治町総合支所長に認定証を授与した後、「砂丘YOGA」の石谷依利子代表からご自身で作詞・作曲された星取県応援歌が生演奏で披露されました。続けて、佐治小学校の児童の皆さんに「とっとり星空応援キッズ」の認定証と認定バッチを授与し、美しい星空を守り続けることを出席者一同で宣言しました。
当日は天候もよく、透き通った空に光り輝く星空のもと記念セレモニーを開催することができました。引き続き、私たち県民の宝である美しい星空をいつまでも観ることができるよう、その環境を保全するとともに活用し地域活性化を図ってまいります。
県内企業の働き方改革に関する相談にワンストップで対応する「とっとり働き方改革支援センター」を設置しました。
同センターでは、関係機関と連携を取りながら、個別相談への対応、社会保険労務士・中小企業診断士・ITコーディネーター等の専門家派遣、働き方改革に関する環境整備に対する支援、就労条件の整備や、生産性向上に関するセミナー等を行います。。
働きやすくなったと全国から称賛される職場を目指し、とっとり働き方改革支援センターの強力な支援により、県内企業・団体の課題解決・成長を実現してまいります。
4月1日の鳥取市の中核市移行に伴い、東部4町の保健所業務等を県が市へ委託するための規約を締結し、県から市へ移管される保健所業務等に関する事務引継式を執り行いました。
このたびの鳥取市の中核市移行により、県・鳥取市・東部4町で調整を行い、東部4町の保健所業務等も一体的に鳥取市で実施する体制が整いました。東部4町を含めた広域的な業務を市に一体的に移管するのは全国でも例がなく、地方自治のモデルになるものです。
中核市移行後も、引き続き県としても市と共通認識をもって東部4町を含めて緊密に連携し、今まで以上のサービス提供ができるよう責任を共有してまいります。
重層的な救急医療体制を構築し県民の安心安全を確保するため、この度、鳥取県ドクターヘリの運航開始式を執り行いました。
これまで本県では2機のドクターヘリ(公立豊岡病院ドクターヘリ、島根県ドクターヘリ)が運航されていましたが、県内にドクターヘリ基地病院がなかったため、平成27年度からドクターヘリ単独導入に向けた検討を進めてまいりました。このドクターヘリの導入により、国が標準的な運航範囲としている半径70km(約21分)を基本として、鳥取県中部地域をはじめ県内全域をカバーすることができることとなりました。
ドクターヘリの運航により早期医療介入が可能となることで、県民の死亡率・後遺症発生率を減少させ、救える命をしっかり救い、救命率の向上を進めてまいります。
スポーツクライミングの聖地化を目指して、倉吉体育文化会館内に整備を進めておりましたスポーツクライミング施設が完成しました。平成28年3月に設置した「リード」壁に加え、新たに「スピード」壁と「ボルダリング」壁を設置し、3種全ての壁を揃えた全国有数の施設が倉吉に誕生しました。
今年11月、2019年の世界選手権の出場権を得られる重要な大会であるクライミング・アジア選手権をこの施設で開催することとなっており、アジアトップクラスの選手約200名の参加が予定されています。
2020年東京五輪に出場される選手がこの施設から出ることを期待するととともに、スポーツクライミングは誰でも気軽に楽しめるスポーツですので、多くの県民の方々にもこの施設を利用していただきたいと思います。
「あまつぼし(天津星)」は、夜空にきらめく星のように美しい車両、天空の津(港)に集う天上の星たちをイメージし、多くの方にご利用いただき、駅や沿線に来ていただけるよう願いを込めて命名されました。内装には智頭町特産の杉を使用し、車体には自然あふれる智頭線沿線の澄み渡る夜空のデザインを施し、車体全体に広がる星の中にピンク色の「ハート型の星」が配置されています。
「移動手段」から一歩進んだ「観光手段」としての車両「あまつぼし(天津星)」に御乗車いただき、地球から星空を眺める旅人のような気分を味わっていただきたいと思います。
鳥取砂丘コナン空港と鳥取港を直結し、一体感のある賑わい拠点を創出する“かにっこ空港ロード”の開通式を執り行いました。
この道路は全長1,580m、開通により鳥取砂丘コナン空港〜鳥取港間の所要時間がなんとたったの3分に短縮(これまでは7分)となり、鳥取砂丘コナン空港と鳥取港のツインポートとしての一体感のある賑わい拠点づくりに大きく寄与することは確実です。
当日は開通式に合わせて、開通記念ウォーキング、空の駅フェスタ2018、米と肉のフェア2018と各種イベントも開催され、地場産プラザ「わったいな」も鳥取砂丘コナン空港もたくさんの人で大変な賑わいとなりました。
韓国江原道(カンウォンド)で開幕した冬季オリンピック平昌大会の開会式に出席してまいりました。アジアでは1998年の長野大会ぶりの冬季オリンピックであり、当日は氷点下の極寒の中ではありましたが、会場は大変な熱気に包まれ、盛大かつ華やかに開会式が挙行されました。
この冬季オリンピック平昌大会に向けて、北東アジア地方政府サミットで崔文洵(チェ・ムンスン)知事に会場での地域のパフォーマンスなどを提案し、その仲間の環日本海地域や北東アジアの地域で誘致から応援をしてきましたので、この素晴らしい大会の成功は感無量ございました。
また、翌日には、江原道 崔文洵(チェ・ムンスン)知事との二地域間会談を行い、両地域を結ぶ環日本海定期貨客船や航空便の一層の活性化について、会談いたしました。このオリンピックの成功を、今後の両地域の繁栄につなげてまいります。
日本の伝統的な生活体験や農山漁村地域の人々との交流を楽しむ滞在型旅行である農泊により、日本の地方を元気にしようとする全国の関係組織・団体の力を結集し、一般社団法人日本ファームステイ協会が設立され、私が会長に就任させていただくこととなりました。
加速化するインバウンドなど、旅のスタイルが大きく変革していく中で、農業体験や地域の特色を活かした新鮮で美味しい食の提供など、地域着地型観光への需要の高まりは農山漁村地域にとって大きなチャンスの到来です。一般社団法人日本ファームステイ協会では、インバウンド受け入れ体制のノウハウ提供、現場を担う人材育成・マッチング、農村民泊の魅力を伝えるPR活動などを行うこととしています。
本県でも、智頭、佐治、関金など、民泊の活用を積極的にすすめ、教育旅行など多くのお客様の受け入れに成功している地域がございます。農泊先進地として、関係機関と連携し、全国に、世界に、農泊の魅力をお届けしてまいります。
今年度の「ポート・オブ・ザ・イヤー」に境港が選ばれ、その受章表彰式に出席してまいりました。日本港湾協会が全国およそ1000の港の中から地域活性化に貢献した港を毎年、ひとつを選んで表彰しているもので、山陰からはこのたびが初めての受章となりました。
境港は行政と地元企業などが一体となって港の魅力を発信し、外国のクルーズ船の寄港が2017年は56回と大幅に増加したことや、コンテナ貨物の取扱量が2017年の対前年比6.3%増と急増していることなどが評価され、今回の受賞につながりました。
今後とも、クルーズ船誘致やコンテナ貨物の取扱量の増加を図っていくとともに、竹内南地区貨客船ターミナル整備や、境港公共マリーナでのレザー級世界選手権大会の開催など、引き続き境港の更なる賑わいづくりを進めてまいります。
青森、山形、石川、福井、山梨、長野、三重、滋賀、奈良、鳥取、島根、高知、熊本、宮崎、鹿児島の15県知事で構成する「自立と分散で日本を変えるふるさと知事ネットワーク」の第11回知事会合を開催し、地域の絆と災害に強い地域づくりや、ふるさと創生に向けた大学との連携等について、出席いただいた知事等と議論いたしました。
会議には、鳥取県瓦工事業組合の清水理事長から平成28年鳥取県中部地震の被害状況や復興に向けた取組について御報告をいただき、私からも中部地震で発揮された人々の支え愛や地域コミュニティでの助け合い、また地震を踏まえた課題や教訓について、発表いたしました。本県の経験を各県における防災力の強化に繋げていただくとともに、このふるさと知事ネットワークを通じて災害時の相互支援の連携強化を進めてまいります。