救命救急医療の強化、周産期母子医療の強化、がん医療の強化等に対応した新鳥取県立中央病院の竣工式を執り行いました。
新病院は、鉄骨鉄筋コンクリート11階建て、延べ床面積は約5万3千u。屋上へリポートと救命救急センターを専用エレベーターで直結させたほか、脳卒中センターや心臓病センターを設置するなど三次救急まで対応した救命救急医療を行います。がん医療においてはPET−CTやIMRIを導入するなど最新鋭の機器を導入し高度な医療を展開するとともに、周産期母子医療についてもNICUを倍増するなどして強化しました。
また、災害拠点病院(基幹災害医療センター)として、地震対策や複合災害による浸水対策など、災害時でも十分機能できるよう、災害に強い病院として整備いたしました。
昭和24年に開設し、昭和50年に鳥取市江津に移転して43年が経過した中央病院。圏域内の医療機関との役割分担や連携を強化して、東部地区のみならず、県の基幹病院としてその役割を果たしてまいります。
平成28年9月に就航した香港航空米子香港便は、これまで水曜日、木曜日の週2便で運行していましたが、本日から火曜日も増便し、週3便での運航となります。
週3便化により、新たに最短で1泊2日など様々な旅程を組めるようになるなど、香港がより便利で、身近になります。山陰の皆様には気軽に香港を楽しんでいただけるとともに、海外からより多くのお客様をお迎えすることができるようになりました。
このたびの増便は、31年3月末までの期間限定としてスタートいたしましたが、引き続き週3便が継続し、また更なる増便が実現するよう、香港の旅行雑誌やSNS等での観光情報の発信等によりインバウンドのさらなる誘客を促進するとともに、香港やマカオの観光情報発信や旅行商品造成等により日本人利用者のさらなる拡大を進めてまいります。
今年10月に「鳥取県障がい者の文化芸術活動推進計画」を策定したところです。共生社会の実現を目指し、本県がこれまで行ってきた障がいのある人の文化芸術活動の推進に向けた取組をさらに発展させていくため、障がい者の文化芸術活動拠点として「あいサポート・アートセンター」を開所しました。
あいサポート・アートセンターでは、県内外の障がいのある人の優れた芸術・文化作品を展示する「くらよしアートミュージアム無心」の運営のほか、研修会等による人材育成、ワークショップ等による普及啓発、相談支援、情報発信など、障がいのある人たちの創作活動を支援します。
アートセンターを活用して、絵、舞台、歌など、障がいのある人の文化芸術活動を促進するとともに、その活動を通じて障がいへの理解を深め、お互いの人格と個性を認め合いながら生き生きと暮らしていける社会の実現に向け、県民のみなさんと一緒に推進してまいります。
国道181号「岸本バイパス」が全線供用開始するにあたり、その開通式を執り行いました。
岸本バイパスは全体延長5,720mで、伯耆町吉定〜米子市諏訪を結びます。平成10年度から事業着手し、財源の確保、ルートの設定、埋蔵文化財の発掘調査、軟弱地盤での工事の遅延などにより、当初の想定より多くの期間を要することとなりましたが、約20年の歳月をかけて全線開通する運びとなりました。
岸本バイパスの全線開通により、道路幅員が狭く、住宅・商業施設が密集する同区間の慢性的な渋滞が解消されるとともに、安全な交通確保及び米子市街地と日野郡、岡山県方面とのアクセス性向上が図られます。交通のみならず、観光や経済など様々な交流の基盤として、この道路を地域の発展のために活用していただければと思います。
9月定例県議会において、全会一致で2巡目国体の招致決議がなされたことを受け、国民体育大会開催について、文部科学省(鈴木大地スポーツ庁長官)及び日本スポーツ協会(伊藤雅俊会長)へ要望活動を行いました。
地元負担を軽減するため島根県と競技施設や人員を相互に融通し合う協力開催を目指しているところですが、前日の11月12日には、溝口島根県知事と2巡目国体等に向けた課題認識の共有、今後の方向性についての確認について、協議を行いました。
質素な中にも温かさのある大会を目指し、実現すれば県民の総力をあげて取り組んだ1985年の「わかとり国体」以来48年ぶりの開催となります。国体開催が全国を2巡する締めくくりにふさわしい大会となるよう全力で取り組みを進めてまいります。
鳥取県漁業協同組合賀露支所のとっとり松葉がに初競り式に出席しました。セレモニーのあと、午前8時に初競りの鐘が鳴ると、市場内には熟練した競り人の威勢のいい掛け声が響き渡りました。
本県では、平成27年から「とっとり松葉がに」のうち、大きさ・品質・型とも最上級の松葉がにを「五輝星(いつきぼし)」として販売していますが、この日は県内3港(鳥取港、網代漁港、境漁港)で計9匹の五輝星が水揚げされました。中でも、鳥取港で水揚げされた甲羅幅14.6センチ、重さ1.28キロの五輝星は過去最高値の200万円で競り落とされ、市場はに大いに沸き上がりました。
冬に向けて本格的なカニシーズンのスタートです。かにの水揚げ日本一、かにの消費量日本一、かにの牧場面積日本一の蟹取県を、今年も大いに盛り上げてまいります。
東京2020オリンピックへの第一歩でもあり、2019年世界選手権の出場権をかけた「IFSC-ACCクライミングアジア選手権2018」が倉吉市で開催され、各地域から参加されるトップ選手、国際スポーツクライミング連盟・アジア大陸評議会、日本山岳・スポーツクライミング協会の皆様とともに、オープニングセレモニーに出席しました。
スポーツクライミングは、東京2020オリンピックの競技種目の1つで、今最も注目されているスポーツです。日本は、直近のワールドカップ国別ランキングで、ボルダリング1位、リード3位と、世界の中でも強豪国。東京オリンピックでのメダル獲得も期待されています。
本県では、県立倉吉体育文化会館内に競技種目3種類全てに対応した壁を設置した「倉吉スポーツクライミングセンター」を開設しました。今後、スポーツクライミングの聖地を目指して、大会や合宿誘致、競技普及などに取り組んでまいります。
日本をはじめ、アジアのトップ選手が集まり、5日間にわたり熱い戦いが繰り広げられます。多くの方にご堪能いただき、東京2020オリンピックへの夢を皆んなで共有いたしましょう!
台中市政府にて、本県の交流地域である台湾台中市と友好交流協定を締結し、林佳龍(リン・ジャーロン)台中市長と私が協定書に調印しました。
林市長から、市内に開設される国家漫画博物館などを活用した漫画交流や台中市でも設立が検討されている砂の美術館を通じた交流、台中空港と鳥取県内の空港を結ぶ定期チャーター便の就航に努力したいとの話があり、私からも、これまで台中市との間で行ってきた青少年、スポーツ、文化などの幅広い分野での交流を踏まえ、今回の友好交流協定締結を契機に観光や物産面での交流を更に促進したいとお話ししました。
梨穂木の輸出をきっかけに1997年から続けてきた台湾台中市との交流。本県と台中市が力を合わせて更なる交流が深まるよう、取り組みを進めてまいります。
米国、カナダ、オーストラリアなどからの観光客約1,900名を乗せたホーランド・アメリカ・ラインのクルーズ客船「ウエステルダム」が境港に初寄港し、歓迎セレモニーを執り行いました。
同社のクルーズ船初寄港にあたっては、今年2月にホーランド・アメリカ・ライン社ダーク・ヴァンダー・ラート旅程計画・開発担当部長が境港を来訪され、その際、私からも境港・山陰の素晴らしさを積極的にPRし誘致活動を行ったところ、このたびの境港初寄港に早速繋げることができました。
今季のクルーズ船寄港は、このたびのウエステルダム号が最後となります。今季は計37回の寄港があり、多くの外国からの観光客にお越しいただきました。来年は、世界で最も有名なクルーズ船「クイーン・エリザベス」などハイクラスのクルーズ船も寄港予定です。引き続き、境港が世界に開かれたゲートウェイとして発展し続けるよう、クルーズ船の誘致活動、ターミナル整備に取り組んでまいります。