平井通信

令和4年12月1日 高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部会議、発生農場視察

 鳥取市の養鶏場から高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたことに伴い、本日午前5時、高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部会議を開催し、家畜伝染病予防法第17条の2に基づいた当該農場の疑似患畜の殺処分等の防疫措置を実施することといたしました。また、同日午前7時に発生農場の現地視察を行いました。

 疑似患畜の殺処分については、災害派遣要請により御支援をいただきました自衛隊と県職員により24時間体制で作業を進め、12月3日午後1時25分に約10万5,505羽の殺処分が完了いたしました。今後は殺処分された鶏の密閉容器の焼却や農場内の消毒作業を進めることとなります。

 引き続き、発生農場での防疫措置、影響を受ける養鶏農家等への経営支援、県産鶏卵・鶏肉の風評被害対策など、総合的な対策を実施してまいります。

高病原性鳥インフルエンザ発生農場視察鳥取砂丘へサッキュウにGO

平成4年7月28日〜29日 全国知事会議

 3年ぶりに対面による全国知事会議を奈良県で開催しました。45都道府県の知事本人の出席を仰ぎ、私自身としては全国知事会長として初めての全国知事会議の開催となりました。

 会議では「危機突破!挑戦が未来を創る」をテーマに、新型コロナウイルス感染症対策、地方税財政など、地方を取り巻く諸課題を克服すべく、国に必要な対策を求める提言、宣言等を取りまとめたほか、物価高騰等の影響を受けて疲弊している地域社会の経済・生活を国と一体となって守るため、47都道府県が結束して新たに「くらしの安心確立調整本部」を設置しました。

 また、今回の初の試みとして、「地方自治・地方政治」「脱炭素・地球温暖化対策」「LX(ローカルトランスフォーメーション)とデジタル田園都市国家構想」の3つのテーマについて、外部の方を交えて議論する「セッション」を行いました。この他、日本経済団体連合会との意見交換、万博の成功に向け都道府県が一致団結して取り組むため「2025年日本国際博覧会推進本部」を設置するなどしました。

 最終日の会議では、長期化するコロナ禍、ウクライナ問題、物価高騰など、今、日本が直面する戦後最大級の難局を国と一体となって突破し、地方部と都市部が共に輝き、より良い日本を創生できるよう、更なる挑戦に果敢に取り組んでいく「奈良宣言」を取りまとめ、2日間に渡る奈良県での会議を閉じました。

全国知事会議全国知事会議全国知事会議全国知事会議記念撮影

令和4年5月15日 沖縄復帰50周年記念式典、因伯の塔訪問

 天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、主催の岸田文雄内閣総理大臣、玉城デニー知事の出席のもと開催されました「沖縄復帰50周年記念式典」(沖縄県宜野湾市)に全国知事会長として出席してまいりました。

 先の大戦により沖縄で失われた尊い御霊に、改めて衷心より哀悼の意を表します。その後アメリカ統治となりましたが、沖縄における熱心な復帰運動と日米交渉の末、昭和 47 年 5 月 15 日、念願叶い本土復帰実現に至りました。以来、沖縄は飛躍的な発展を遂げました。那覇・石垣等の空港やゆいレールの整備、沖縄自動車道、伊良部大橋をはじめとした道路整備が進み、「沖縄国際海洋博覧会」・「第 26 回主要国首脳会議」の開催をはじめ、沖縄は「美ら島」として世界にその名を馳せました。5次にわたる「振興計画」などを羅針盤として、施策を強力に展開し、観光産業・情報通信産業等が急成長し、県内総生産は復帰後約10倍に拡大しました。

 こうした輝かしい成果を基に、「希望と活力にあふれる豊かな島」の実現に向けて、全国知事会も全力を挙げてまいります。

 また、沖縄復帰50周年記念式典への出席に先立ち、同日の午前中に沖縄及び南方諸地域において戦没された本県出身者13,904柱(うち沖縄戦戦没者539柱)が合祀されております「因伯の塔(沖縄県糸満市米須)」を訪問し、「慰霊のことば」とお花をお捧げするとともに、鳥取の地酒をお供えし、慰霊を行いました。

沖縄復帰50周年記念式典 沖縄復帰50周年記念式典 因伯の塔訪問 因伯の塔訪問