マニフェスト
〜平成23年4月の鳥取県知事選挙へ向けて〜 平成23年3月に作成

人材とっとり

 人口最少県の鳥取県にとって、これからも地域を発展させていくためには宝と言える人材=「人財」の育成が望まれます。このため、「子育て王国とっとり」建国事業を推進し、未来を導く教育改革を進めるとともに、現在も地域におられる多種多様な「人財」を活用して、地域の活力を高めます。更に、人間が人間として尊重される社会を構築していきます。

子育て環境日本一の推進

子育て・子どもの育ちを、家庭・地域・企業等で支え、日本一の子育て環境実現を目指します。4月1日待機児童ゼロを継続し、放課後児童クラブなど子どもたちの見守りの場を確保するとともに、家庭教育推進協力企業を500社に拡大します。また、病児・病後児保育の拡充に向けた支援や、不妊治療助成の県助成拡大にも踏み出します。

少人数学級の拡充など学力向上プログラム

子どもの可能性は無限であり、鳥取県の教育水準を地域一丸となって伸ばしていく必要があります。市町村の選択と協力により少人数学級対象学年を拡充します。また、「学びと指導」の鳥取方式を構築し、小中学校・高等学校の連携強化を図るとともに、エキスパート教員3倍増や私学を含む中高一貫校設置などにより、全国学力学習状況調査等に現れる子どもたちの学力の向上を図ります。また、高校の各教科別指導力向上や留学機会の拡大を図るなど、大学等進学率を50%に引き上げます。小学校の英語教育など先導的教育も積極的に展開します。

子どもの体と心育成プロジェクト

子どもの基礎体力の向上を図り、不登校・いじめをなくし、「知・徳・体」のバランスのとれた成長を支え、社会で力強く生きていく力の定着を目指します。このため、朝読書やブックスタート、マナーアップさわやか運動等を展開するとともに、ガイナーレ鳥取との連携事業、地域スポーツクラブやジュニアスポーツの推進も図ります。不登校児童・生徒対策を進め、出現率全国平均以下を目標に抑制していきます。企業インターンシップ等を活用した職業教育・社会教育も推進します。

鳥取環境大学の抜本改革実現

将来的に経営が危ぶまれていた鳥取環境大学の抜本改革を断行します。具体的には、保護者の学費負担が抑えられた公立大学として、環境学部に加え山陰初の経営学部を備えて、平成24年度に新たなスタートを切れるようにします。県西部でもサテライトを設けたり、地域振興のシンクタンク機能も果たすなど、公立大学にふさわしい機能を整え、高等教育機関・研究機関として発展させます。

高等特別支援学校開校

障がい者の就業拡大を目指し、障がいのある生徒に対して就業に直接役立つような職業教育を適切に行うことを目的とした県内初の学校として、平成25年度に赤碕高校跡地に高等特別支援学校を開校させます。

シニア人財活用

元気なシニア人材の活躍をサポートする「とっとりシニア人財バンク」を開設します。長年培ってきた知識・経験・技能などを活用し地域に還元することにより、地域づくりを推進し地域を元気にしていきます。教育の場でもシニア世代の知恵と力を生かし、全県で学校ボランティアとして子どもの成長を支えるプロジェクトを立ち上げます。

人権尊重社会推進

鳥取県民は支えあう心であふれています。人間が人間として尊重され、誰もが暮らしやすいと感じるユニバーサル社会の実現を、鳥取県から目指します。また、松本京子さんなど拉致問題の早期解決を、政府に強く働きかけていきます。

男女共同参画推進

男女共同参画推進のための計画・条例制定を全市町村に働きかけるなど、男女共同参画の推進を図ります。このため、男女共同参画推進企業を500社に拡大するとともに、「イクメンプロジェクト」の実施など、家庭・地域・職場でワークライフバランス(仕事と生活の調和)の実現を促進します。