マニフェスト
〜平成23年4月の鳥取県知事選挙へ向けて〜 平成23年3月に作成

彩り、輝き−鳥取の誇り

 これまでの4年間で、山陰海岸の世界ジオパークネットワーク加盟、ガイナーレ鳥取のJ昇格、国際マンガサミット誘致実現など、鳥取の彩りと輝きが増しました。美しい自然環境、輝く文化芸術活動をはじめ、鳥取の魅力は世界へも通じるものです。住んでよし、訪れてよしと称されるよう、地域の魅力の最大化を図り、ふるさと鳥取県の誇りを高めてまいります。

とっとり環境イニシアティブ

NPOや地域、企業などと連携・協働して、全国をリードする環境実践「とっとり環境イニシアティブ」に取り組みます。全市町村に子どもエコクラブを設置し、鳥取県独自の環境推進基準TEAS認定数1千件を目指します。小水力発電導入も含め、自然エネルギー発電量を10万kw台へ上昇させ、エネルギー自給モデルとしてのマイクログリッド実験等を行うとともに、電気自動車の走行環境を整えます。また、中海や湖山池などの水質改善や、地球温暖化を防ぐ森林整備、共生の森や里づくりなどに取り組むとともに、ごみリサイクル率30%を目指します。

外国人観光客を倍増

北東アジアゲートウェイ戦略の推進とともに、国際リゾートとしての観光地の魅力向上と世界への情報発信を図り、外国人宿泊観光客倍増(年間3万人)を目指します。このため、新たなクルーズ船や国際チャーター路線の誘致などにも取り組むとともに、他府県等と連携した誘致活動を積極的に展開し、観光客へのおもてなし向上等の受け入れ体制整備を図ります。

スポーツツーリズム・エコツーリズムの振興

豊かな自然環境や対岸諸国に近い地理的な優位性を生かし、サイクリングやウォーキング、また自然を満喫する旅の志向を捉えた取り組みを進めるとともに、各種スポーツ大会等の振興を図ります。サイクリングコースの設定など、若者・家族のスポーツ活動の推進や、エコツーリズム国際大会誘致なども進めます。

まんが王国とっとりの展開

平成24年の国際マンガサミットを成功させるとともに、「まんが王国とっとり」を内外にアピールし、観光客誘致やマンガ・アニメコンテンツ関連産業の育成・創出を目指します。国際コンテストを実施したり、ラッピング列車を走らせたりと、拠点施設整備も含めた魅力づくりを飛躍的に行う好機と捉えて、市町村等と連携した事業展開を図ります。

アーティストリゾート推進

「鳥の劇場」に象徴される、アーティストによる地域と結びついた活動を積極的に支援し、文化・芸術活動を地域とともに発展させていくアーティストリゾートを推進します。また、地域の文化・芸術活動のほか、鳥取県に根づいた民工芸やなまこ壁等伝統技法や街並みなどについて、その顕彰や魅力発信を行うなど、文化の薫り高い鳥取県を創造します。

山陰海岸ジオパークなどの推進

世界ネットワーク加盟を果たした山陰海岸ジオパークについて、関西広域連合の主管県として、ジオウォークなどのイベント実施や環境整備、教育活用、観光、JR活用等、多面的なジオパーク振興事業を推進します。また、三徳山世界遺産登録推進や文化財の登録、顕彰のほか、古事記スポットの振興を図るとともに、財政状況をにらみながら美術館整備については検討します。

全国豊かな海づくり大会・全国植樹祭・全国都市緑化フェア等の成功

県内で開催される全国規模のイベントを、県民との協働により成功に導き、開催を契機として鳥取県の魅力に磨きをかけます。全国豊かな海づくり大会は5万人、全国植樹祭は5千人、全国都市緑化フェアは30万人の来場を目指します。また、国内外の様々なコンベンション等の誘致を進めます。

ようこそようこそIJU(移住)2千人プロジェクト

住んでよしの鳥取県の持つ彩り、輝きをアピールし、Iターン・Jターン・Uターンを関西圏のみならず首都圏等でも働きかけ、4年間で2千人の移住を受け入れることを目標とします。ポータルサイトを一新し、職業や住まいなどの情報も掲載したり、お試し住宅の拡充など、市町村と連携して展開します。